電車の中でも遮音性は健在
通勤中に使用するデジタルオーディオプレーヤーと相性抜群な高音質ヘッドホンだ

 これほど遮音性が高いヘッドホンでは、電車の中だとどのような効果があるのだろうか? 電車にのって遮音性も検証した。

 電車に乗って聴いても、遮音性の最初の印象は変わらない。ほとんど外の音は聞こえずに、電車の中でも、そのままヴィレッジ・ヴァンガードが再現される。家で聴いている音とまったく変わりがない。あまりボリュームを上げていなくても、会場の雰囲気、臨場感が再現できる。家でも電車でも、再現される静謐な空間に差はない。どこで聴いてもライブハウスやコンサートホールの臨場感が蘇る。

トップマウント構造の密閉インナー
音楽の再生中は騒音はほとんどシャットダウンできる。
通勤途中でも静寂の空間を作り上げることができる。

 今回は、最上位の『FXCシリーズ』以外にも、エントリーモデル『FXC51』と、前モデルの『FXC50』も入手できたので、それぞれを比較試聴した。

FXC51
FXC50

左が『FXC51』。右が『FXC50』。『FXC51』ではカーボン振動板を採用することで、低域の再生能力を高めている。さらにボディもコンパクト化が図られて、耳への負担を減らしている。

 旧モデルの『FXC50』と『HA-FXC51』では、デザインも大きく改良されている。耳殻に収めるボディ部分は、より小さくなり耳への負担が少なくなっている。

 実際の音質だが、やはり低音の再生能力と解像感には大きな差がある。『FXC50』は傾向的に原音忠実でありながらも、どうしても生の迫力感が物足りなくなってくる。たとえば「Waltz for Doddy」では、席が2〜3席後ろに下がった感じ。聴きやすいかもしれないけど、鳥肌が立つほどの生々しいリアリティはどうしても旧モデルでなくなってしまう。
 新作の『FXC51』では、振動板の素材をカーボンに変えたことで、低音の厚みが段違い。分厚いのに解像度が高く、ライブの臨場感もよく出てくる。低音だけでなく、目の前がパッと開けた感じで、すべての帯域にに渡って解像度が上がってくる。1世代変わるだけでこんなにもヘッドホンは進化するものなんだ。

 最後は『FXC51』と上位モデルの『FXC71』との比較だが、この差はどれだけ音が鮮明になるかということになる。『FXC71』は本体の中に比重の高いブラスリングを内蔵させるデュアルシリンダー構造を採用し、ステンレスという比重のある素材をハウジングに使うことで、制振性能を上げている。これらの効果で、それぞれの楽器の音の純度が増しているのだ。音の明度が向上することで、解像感があがるし、そこにその楽器あるというリアルな音が聴けるようになる。

 もちろん音質の傾向は『FXC51』も『FXC71』も変わりはない。より明瞭度の高い、楽器の実在感に富んだ音が欲しいということなら『FXC71』を選択するべきだ。だが、フィット感と遮音性の高さを重視して、お値段控え目なものを選びたいということな『FXC51』でも十分満足できるだろう。

 「マイクロHDユニット」をトップマウントすることで獲得した高解像度ハイファイサウンドと抜群のフィット感は、他のモデルでは得難い魅力だ。デジタルオーディオプレーヤーの音を一発で改良できる質のよいヘッドホンを探しているなら、ビクターのトップマウンド構造のフィット感と音質だけは一度は試すことをオススメする。

HA-FXC71/51 スペシャルサイト
製品スペック紹介
HA-FXC71

再生周波数帯域:8Hz〜25,000Hz
質量:6.2g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

詳細はこちら

HA-FXC51

再生周波数帯域:10Hz〜24,000Hz
質量:4.4g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

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著者プロフィール

ホリー・ポッター
テレビやレコーダー、ヘッドホンやオーディオ機器など、AV全般に精通したライター。オーディオ専門誌の編集から独立、フリーライターに。どれだけ楽しく使えるかという視点で商品を開設。難しい技術を猿でもわかるように、が信条。編集プロダクション、ディー・ファンク代表取締役。

提供:日本ビクター株式会社
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