6月に登場したばかりの、ビクターの最新ヘッドホン『HA-FCX71』。トップマウント構造という極めてユニークな設計思想を導入した戦略モデル。今回はいよいよ実物を前に試聴を進めていくことにしよう

サイズはコンパクトだが、見た目以上の重厚感があるボディ。

画像 サイズはコンパクトだが、見た目以上の重厚感があるボディ。

 まずは『FXC71』の外観をチェック。通常のインナーイヤー(カナル型)ヘッドホンを見慣れていると、ひときわ小さなボディに目が引かれる。一般のカナル型ヘッドホンの半分くらいのボディサイズ。だが、実際に手に持つと、意外に重い。凝縮された数々の技術が詰め込まれた重厚感がある。

 本体の重量は6.2gだが、ハウジング部の素材にはステンレスを採用。また、ブラスリングを内蔵していることで、見た目のサイズよりも比重が高いのだ。ハウジング部をよくよく見ると、スクリーンメッシュの部分にまでハウジングと同色が塗られている。憎いくらいに心配りが効いている演出だ。こういう高級感があると「いいものを買ったなぁ」と気持ちになる。毎日手にする身近なヘッドホンだけに、こういった満足感をつけるたびに得られるのは、非常に重要なことだと思う。

画像 『FXC71』ではステンレスハウジングを 採用。制振性能を高めるとともに高級感を演出している。
画像 スクリーンメッシュにも塗装をするなどデザインへのこだわりが光る。
HA-FXC71/51 スペシャルサイト
製品スペック紹介
HA-FXC71

再生周波数帯域:8Hz〜25,000Hz
質量:6.2g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

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HA-FXC51

再生周波数帯域:10Hz〜24,000Hz
質量:4.4g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

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著者プロフィール

ホリー・ポッター
テレビやレコーダー、ヘッドホンやオーディオ機器など、AV全般に精通したライター。オーディオ専門誌の編集から独立、フリーライターに。どれだけ楽しく使えるかという視点で商品を開設。難しい技術を猿でもわかるように、が信条。編集プロダクション、ディー・ファンク代表取締役。

提供:日本ビクター株式会社
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