高い遮音性とフィット感を両立した優秀なインナーイヤー

 イヤーピースを外すと音を生むための肝となるドライバーユニット「マイクロHDユニット」が顔を出す。大幅に小型化された高性能ユニットを音筒部の先端にユニットを配置するという「トップマウント」という斬新な設計思想。この独特のデザイン! 買った人は「オレはこのトップマウントにこだわって買ったんだよ!」と言える。実際に購入されたらぜひ、この構造を自慢して欲しい。

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先端部分がマイクロHDユニット。
口径は5.8mmなので、耳穴にも楽々収められる。

 イヤーピースを外して、ふと気づいたのだが、イヤーピースの中に、メッシュが貼られている。ホコリや耳あかが入らないようにとの配慮だろうが、ここまで細かい気配りをしているヘッドホンは他にはないだろう。とても贅沢な作りのヘッドホンだ。

 へッドホン本体以外に、コードキーパーとクリップ、キャリングポーチが付属。コードキーパーを巻けばすっきりと胸ポケットに入れられる。ケーブルは非常に柔らかく触感がよい。この柔らかさがタッチノイズの減少にも一役かっている。

文言 キャリングケース、コードキーパー、クリップが付属。
文言 付属のイヤーピースはSMLの3種類。

 では、いよいよヘッドホンを取り付けてみよう。

 ボディの耳殻に触れる部分はラバーコーティング。これなら長時間つけても痛くなさそうだ。耳の中にイヤーピースを入れると、スッとなんの抵抗もなくぴったりはまる。カナル型を使うと、普通は耳栓のように押し込むという感覚がある。ところが、『FXC71』にはそんな窮屈な感じがない。つけているのを忘れるくらいに自然だ。今まで100個くらいはカナル型のヘッドホンを試してきたが、この付け心地は類まれなものと言える。

文言 耳に触れる部分にはラバーコーティングが施されているため、長時間の使用でも違和感は少ない。
文言 ぴったりと耳殻にボディが収まる。頭を振り回しても落ちることはない。

 フィット感だけでなく、外部からの遮音性も驚くほど高い。つけたとたんにシンと周囲が静まりかえる。ちょうど今、耳にはめ込んで、この原稿を書いているのだが、キーパットを打つ高い音がようやく聞こえるくらいで、他の外界の音は完全にシャットアウト。性能のよいノイズキャンセルヘッドホンをつけたときのように、外界の雑音はキレイに消えている。

HA-FXC71/51 スペシャルサイト
製品スペック紹介
HA-FXC71

再生周波数帯域:8Hz〜25,000Hz
質量:6.2g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

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HA-FXC51

再生周波数帯域:10Hz〜24,000Hz
質量:4.4g(コード含まず)
コード:1.2m(Y型)、φ3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ付
付属品:シリコンイヤーピースS、M、L 各2個、 コードキーパークリップ、キャリングポーチ

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著者プロフィール

ホリー・ポッター
テレビやレコーダー、ヘッドホンやオーディオ機器など、AV全般に精通したライター。オーディオ専門誌の編集から独立、フリーライターに。どれだけ楽しく使えるかという視点で商品を開設。難しい技術を猿でもわかるように、が信条。編集プロダクション、ディー・ファンク代表取締役。

提供:日本ビクター株式会社
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