最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

デジタルで実現した圧倒的な静寂 世界初、デジタルノイズキャンセリング対応のインナーイヤーヘッドホン

オフィスで集中するのにも最適

オフィスでは空調音が消え、周囲の談笑も遠くなる

 ノイズキャンセリングヘッドホンを利用できるのは、何も乗り物だけに限らない。実はオフィスなどでも、意外に使えるのだ。普段は気にしていなくても、空調やPCの操作音、外を通る車の音など、オフィスにも雑音は存在する。ノイズキャンセリング機能は音楽を再生しなくても有効なので、そのまま耳栓のようなに使えば、残業時に集中して一気に企画書を書き上げようというときに活躍してくれるはずだ。

 実際にオフィスで、ヘッドホンのパワーボタンをオンにすると、まずは、空調音が消える。また、中域をカットしてくれるので、周囲の人が談笑していても、そのような声があまり存在感を持たず気にならなくなる。PCのキーボードを打つ音も低い音は全部消えるので、聞こえてくるのはチャカチャカした軽い音だけとなる。これだけ静かなら、普段の倍のスピードで原稿が進む……といいな。

どこでも最適なノイズキャンセリング機能を実現

 また、『MDR-NC300D』には、「フルオートAIノイズキャンセリング機能」というのが新搭載されている。これは、周囲の騒音を分析して、最も効果的なノイズキャンセリング機能を自動で選択してくれるものだが、ばっちり働いていた。飛行機の機内など比較的高い音までシャットするAモードは、電車がホーム入ってくるところで切り替わった。車内に乗り込むと、中低域のノイズキャンセル量を増やすBモードになる。また、オフィスにいるときや通路を歩いているときなどは、ノイズキャンセル量を若干減らし、幅広い周波数帯域でキャンセリングするCモードに切り替わる。モードが切り替わっても、画面の表示が変わるだけで、切り替え音や音声アナウンスが流れることはない。音質が変わるわけでもなく、聴いている側では、周囲の騒音に対し最適なノイズキャンセリングがされている。特別に意識することなく、どこにいても、静かで快適な空間を得られるのだ。

ノイズキャンセリングのモードを自動で変更 ホームに電車が入ってくるとAモードに
バスや電車の中ではBモードに
オフィスではCモードになる

離れられなくなる魅惑の静寂

 1週間ほどして、このヘッドホンに慣れた後、久しぶりにノイズキャンセリングヘッドホンを持たずに、新宿の地下鉄のホームに立った。よくこれほどの騒音の中を平気でいられたなと、びっくりしてしまった。ヘッドホンの音量も下げるのが当たり前になっていたが、同じレベルでは、ほとんど音楽の体をなしていない。ボリュームをあげないと、ボーカルすら聴こえてこないのだ。一度、あの静寂の音響空間を味わってしまうと、もう戻れなくなる。混雑した電車や、飛行機、バスの中ですら、オーディオルームに変えてしまう最上級のノイズキャンセリングヘッドホン。現代最高の性能を誇るのは間違いない。

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インフォメーション
製品スペック紹介
ノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC300D
コード
約1.2m OFCリッツ線(付属延長コード:約1m)
電源
単3形乾電池
電池持続時間
約20時間(アルカリ乾電池使用時)
質量
ヘッドホン:約8g(コード含まず)
コントロールボックス:約53g(乾電池含む)
提供:ソニーマーケティング株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 sales-inq@aiasahi.jp