楽天が自社でサービスを開発していることを知っていましたか?
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2007年09月25日 〜 2007年11月19日
――社内での「働きやすさ」にはどのような工夫があるのでしょうか。
オフィスにはスポーツジムのようなリフレッシュ施設をはじめ、さまざまな設備や施設を設けました。また、楽天タワーで働いている方は全員、カフェテリアでの食事が無料です。18時以降はアルコール飲料もカフェテリアで提供していますよ。昼はまじめにディスカッション、夜は楽しく「飲み二ケーション」(笑)。こうしたところは、日本企業的な良いところですね。
仕事が楽しくできなければ良いサービスを作れません。きちんとした戦略軸の中で、どのように個人個人のエンジニアが仕事のしやすい環境にするか、世界的な視点で活躍できるような仕掛けを作るかを、楽天は企業として取り組んでいます。
人事制度のスキル評価に関しても、明確かつ細かく決めています。ビヘイビア、プロセス、パフォーマンスで、評価を行いますが、プロセスに関しては、さらにビジネス、マネジメント、テクニカルの3要素に対して評価します。テクニカル要素に関しては、ITSSをベースに開発部隊として独自の評価項目を設定しており、プロデュース業務からアプリケーションエンジニア、管理系の職務や編成などまで、200項目ほどをリストアップしています。細かく区分することで、次のステージまでに何を学べばいいのかを明確にしました。このスキル評価制度を導入したことで、職位とスキルを分離して評価し、給与に反映させることができるようになりました。
楽天は、前向きに努力するエンジニアを正しく評価し、きめ細かなバックアップをしているのです。ぜひ「自走する社員」、「日本を牽引するエンジニア」になってもらいたいと願っています。
――まさしく最高の環境ですね。今後の展開にはどのようなビジョンをお持ちですか。
サービスとは、磨かれて育つものです。自分たちの思いだけでサービスを成長させるのでなく、多くの方に利用していただき、ユーザー視点を忘れずにサービスを成長させたいと思います。時には厳しい意見に直面することでもあるでしょう。しかしグローバルな展開に踏み出していますので、海外のユーザーの声も的確に聞き取り、取り入れるようにしていきたいですね。
運用の面でも、3年先を見据えて組織作りをしています。様々な国のエンジニアとも協力し、グローバルに展開できるよう努力していきたいと考えています。
――本日はどうもありがとうございました
次回は最終回。 楽天技術研究所 代表 森正弥氏に、楽天の未来を支える、技術研究所について紹介していただく。楽天が発信する先進的なアプリケーションはどのように開発されているのか。その秘密とは。
「サービスとは、磨かれて育つものです」
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)で1995年頃からインターネットを活用するBtoBシステム、BtoCサイトのシステム戦略の立案、設計、開発を担当。2001年株式会社アスクジーブスジャパン(現アスクドットジェーピー)技術部長に就任、検索を軸とした各種プロジェクトに尽力。2006年8月楽天株式会社入社。3500万ユーザーが利用するインフラ管理を司る。東京工業大学工学部経営工学科卒。
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樋口将嘉氏
Mr. Masayoshi Higuchi