PCでもスマホでも使えるOffice+OneDriveで仕事効率をアップ!
オフラインで動作し、シームレスなクラウド連動もできる Office
その上で、 Office であれば(当然と言えば当然だが)パソコンの強力なプロセッサで動作する Word 、 Excel 、 PowerPoint が持つ全機能を自在に駆使できる。また、 OneDrive 上の文書を通常の Office アプリケーションで開く場合、オフライン──すなわちインターネットに接続されていない状態でも編集を継続し、保存できる。
オフラインで編集されたファイルは、インターネットへの接続を検知するとすぐにアップロードされる。オンラインとオフラインの遷移を意識せずに使えるのがポイントだ。じっくりと文書作成をしたい時には、やはりパソコンで動作する Office を使いたいという人が多いのではないだろうか。加えて共同編集をしたり、レビューするために作業チームのメンバーで文書を共有したりしたいときも、そのまま OneDrive 上でシェアできる。
文書を新規作成し、作り込み、そしてシェアして共同編集し、最後にまたパソコン上の Office で仕上げる──。その間、文書を変換する手間もかからない上、機能やユーザーインターフェースも共通だ。
そもそもの話で言えば、オフラインで動作し、シームレスにクラウドと連動するパソコン上のアプリケーションは他には存在しない。そういった意味でも、 Office と OneDrive ( Office Online も含む)の組み合わせは、他に比較対象がないほどの共同作業環境を実現している。
そうした連動は、たとえば Outlook でも活用されている。これまでも添付ファイルを自動的に OneDrive にアップロードし、そのリンクをメッセージに挿入して送信する機能はあったが、最新の Outlook では見た目にはファイルが添付されているように見えつつ、実際の添付ファイルは OneDrive に存在しているように見せる機能が加わった。
とりわけ PowerPoint ファイルなどは画像や音声、動画などの多用でサイズが大きくなりがちだが、ユーザーはメッセージサイズの巨大化(そしてそれによる受け取り拒否など)の諸問題を解決できる。
無料で使えるiOS/Androidアプリ
パソコンにおける生産性の高い Office アプリケーションは、間違いなくマイクロソフトの強みなのだが、それらにクラウド型サービスを加えるだけで終わらないところも、最近のマイクロソフトの強みとなっている。
Office は、 Windows 10 for PCが持つユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)という仕組みでそのまま Windows スマートフォンで動作するのはもちろん、iOS/Android向けにも互換アプリが投入され、スマートフォン/タブレットともに Office の機能を使えるようになっている。
●Microsoft Office Mobile(Google Play)
単独でも動作する上、無料で入手できるアプリということもあり、これらをiPadや各種スマートフォンで活用している読者も多いのではないだろうか。出先で各種文書を確認したり、ちょっとした修正指示を行いたいとき、電車の混雑でパソコンを広げられない環境など、さまざまな場面で役立ってくれる。
ただし、1点注意が必要だ。実はこれらの無料アプリには商利用ライセンスが付与されていない。無料では使えるけれど、商利用を目的とする用途で文書を扱ってしまうと、知らず知らずのうちにライセンス条件に違反してしまう可能性がある。
しかし、 Office Premium ユーザー向けの Office 365 サービス、あるいは Office 365 Solo の使用権を保有しているのであれば、2台までの端末で(商利用を含め)が利用可能だ。こうした個人向けの Office ライセンスは、個人ユーザーが自分のパソコンで Office を使う習慣がある日本のユーザー向けに用意されたものなのだ。
Office 365 サービス内には、 OneDrive 1Tバイト分の使用ライセンスとともに付与されているので、スマートフォン/タブレットを使いこなしている読者には知っておいてほしい。
意外と知られていない、便利な Office ファミリーアプリ
また、意外に知られていないが、マイクロソフトは他にも Office ファミリーのアプリを準備している。
たとえば Outlook 。iOS/Android向けにメール機能とスケジュール管理機能を統合したツールとして Outlook Mobile が無償提供されているのをご存知だろうか。添付ファイルの OneDrive リンク自動挿入機能があるほか、(標準のiOS用メールでは省略されている)自由に添付ファイルを選んで添えられる機能が統合されている。
また筆者が仕事の中でもっとも多く使っているのが Office Lens だ。プロジェクタに投影されているプレゼンテーションのスライド部分だけ自動で切り抜いたり、机の上に置いた書類をスキャナでスキャンしたかのように整えてくれたりと、カメラをメモ代わりに使えるあらゆる場面で役立つツールだ。
撮影した写真は OneDrive に PDF、 Word 、 PowerPoint などの形式でも保存できるが、オススメなのが OneNote との連携。 Office Lens 用のノートを作成しておき、そこに次々に撮影した書類を保存するよう設定しておく。その他のメモも OneNote に作成しておき、あとから放り込んでおいた資料をはめ込んでいくという使い方で、取材時の大幅な省力化を果たした。
iOS/Android/ Windows 10 Mobile のすべてで利用できるので、一度試してみるといいだろう。
●Microsoft Outlook (Google Play)
●Microsoft Outlook (App Store)
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