NTTドコモの「モバイルグループウェア」は、パソコン、タブレット、スマートフォン、iモード対応機種の4つのデバイスで利用でき、手軽な社内情報の共有を実現する法人向けクラウドサービスだ。最大の特徴は、なんといっても月額315円(税込)から利用可能な破格の料金設定と、キャリア提供のサービスという身近さ。携帯電話やスマートフォンの追加サービスのような感覚で、気軽にスマートフォンのビジネス活用を始めることができる。そこで本稿では、NTTドコモが提供するモバイルグループウェアのレビューや、手軽だからこそ便利に使える具体的な利用シーンの提案を行ってみたい。中堅・中小企業に限らず、アイデア次第で活用の裾野は大きく広がるはずだ。
近年では、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末で利用できるグループウェアも増えてきた。しかし、その大半はあくまでもグループウェアのアドオンとして提供されているため、利用するには敷居が高いと感じていた企業も多いだろう。予算や人材リソースに制限のある中小企業では、特にそうした傾向が強いといえる。
こうした中ユニークな存在なのが、NTTドコモが提供する法人向けクラウドサービス「モバイルグループウェア」だ。同サービスで特筆すべきなのが、ドコモの回線契約が1回線あれば導入できるという点だ。ID発行後は、iモード対応機種やスマートフォンだけでなく、パソコン、タブレットを含む4つのデバイスで利用できる。
機能面も充実しており、Webメールやスケジュール、住所録、営業日報の作成・報告の他、各種データを簡単かつ安全にやりとりできるドキュメント管理、タスク管理に役立つToDoや伝言メモは、メールによるアラート機能まで備えている。
このようにモバイルグループウェアは、企業がビジネスを展開する上で“日常的に必要としている機能”を十分に満たしてくれる心強い存在だ。さらに、こうした機能の提供基盤として、NTTドコモのデータセンターを用いた安全性の高いシステムも魅力。24時間365日の運用・監視体制はもちろん、サーバの一部などで障害が発生した場合を想定し、信頼性の高い機器を冗長構成で設置しているため、企業としても安心して重要なデータを預けることができる。
続いて、3つの仮想事例で具体的な活用スタイルを見ていきたい。会社組織に限らず、幅広いビジネスの現場やプロジェクトなどで便利に使える場面が考えられそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」