「050 VoIP SDK」を自在に使って、スマホアプリで 「今までにない」新規ビジネスを立ち上げよう!
- 詳しく解説!IP電話機能がアプリへ簡単に実装できる
「050 VoIP SDK」 - ITビジネスアナリストが解説!「050 VoIP SDK」を自在に使って、
スマホアプリで「今までにない」新規ビジネスを立ち上げよう!
「050 VoIP SDK」で「電話の未来」が変わる!?
大元隆志です。NTT Comから提供された「050 VoIP SDK」は、これを使えば開発者は簡単に「自分達のアプリ」に「電話」の機能を付け足すことが可能になるというもの。応用すれば、どのようなビジネス展開が可能になるだろうか?
考え方のポイントは、「今あるアプリに音声通話機能が追加されたら、どんなことができるだろうか?」と発想してみること。その先には、様々な領域でビジネスチャンスが見えてくるはずだ。さっそくNTT Comの方に、VoIPの基礎的なところから順に聞いてきた。
大元:今回、NTT Comが長年培ってきたVoIP技術を使って、誰でも簡単にスマホでVoIP機能を利用できる「050 VoIP SDK」をリリースされたわけですが、まず、VoIPとは何でしょうか?従来の電話と何が違うのでしょうか?
NTTコミュニケーションズ
丸山 茂 氏
(ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部 サービス企画部門 課長)
NTTコミュニケーションズ 丸山 茂氏(ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部 サービス企画部門 課長)、以下敬称略:一言でいえば、ネットワーク上で、通信プロトコルであるIPを利用して電話を実現する技術です。従来からある固定電話や携帯電話は、通信会社の中に専用の設備と通信回線があって通話を実現していました。VoIPは通信回線にインターネットを利用しますので、専用設備はいりません。その分、通話料を安くできるというメリットがあります。
大元:インターネットを使うということは、ベストエフォート(可能な範囲で最善の品質を提供する)型のサービスとなりますよね?通話品質としてはどうなのですか?
丸山:確かに一般的にインターネットは仕組み上、品質を保証することは難しいとされます。ですが弊社のサービスには、これまで提供してきたVoIPサービスで長年培ってきたノウハウ、そして運用実績があります。特に、通信の遅延や音声の回り込みにより発生するエコーの除去、また、周囲騒音や端末内のノイズの除去に関しては、最新の研究成果をベースとしていて、自信を持っているところなんです。
大元:なるほど。昨今だと、無料通話ができるアプリは複数あったりして、それに対する位置づけというか、違いはどんな点ですか?
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2015年1月28日
最新技術が次々と出てきて、その技術を製品化したものも矢継ぎ早に発表される昨今。しかし、それを現実のビジネスにどうつなげるか?は意外に難しい。そこで本企画はITビジネスアナリストの大元隆志氏が、新しい技術や製品の「使いどころ」を鋭く分析。製品担当者に詳しくインタビューしたうえで、さらに具体的な活用イメージを膨らませてみるという企画だ。今回取り上げるのはスマートフォンのアプリにIP電話機能をかんたんに実装できる開発者向けサービス、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の「050 VoIP SDK」である。
この概要については、こちらの紹介記事で詳しく取り上げているので、ご参照頂きたい。
Reporter : Takashi Ohmoto
10年を超える通信事業者の設計、提案、企画経験を活かして、技術者、経営層、ユーザーの3つの視点から、ITの「いま」を分かりやすく届ける。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社に所属。