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モトローラが明かす国内スマホ戦略--新しいファン層にMマークの衝撃を届ける

モトローラが満を持して日本市場に投入したスマートフォン「MOTOROLA PHOTON ISW11M」を語りつくす対談の後編をお送りする。前編では木暮氏が”待ちわびた”Mマークのスマートフォンへの思いをぶつけ、高橋氏がそれに答えた。そこで語られたのは、Androidの登場以前からスマートフォンの普及を予見し、PHOTONにつなが研究開発期間を費やしてきた経緯。そして「単なる携帯電話の延長ではない」PHOTONのスペックだ。後編では今後の国内市場戦略や、同社が考える「モトローラらしさ」を語る。

あらたなファン層を加え、モトローラ「らしさ」を再び

木暮: PHOTONは我々ファンとしては待望のスマートフォンです。しかし今年春にAndroidタブレット「XOOM」を発売するまで、モトローラは国内市場に不在の時期が続きました。そのため一般的には、モトローラというブランドイメージが薄れている時期であるようにも思います。今後はPHOTONをきっかけに、一気に展開して行くのでしょうか。

高橋: モトローラブランドへのイメージは、年代によって違っています。日本ではMicroTacやStarTac、Motorola RAZRなど、登場するごとにブランド知名度が急激に高まる時期がありました。それを知っている方の中にはそのイメージが残りつづけ、モトローラといえば斬新で驚きをもった製品を送り出すブランド、という印象をお持ち頂いているようです。ちょうど今の30代後半から40代、50代くらいの方に多いでしょうか。

木暮: はい、私などもその世代ですね。しかし20代くらいの、今の若者たちにはモトローラは初めて出会うブランドかもしれませんね。

高橋: 注目を集めているマーケットでモトローラのよさやブランドの価値観をお伝えするには、Motorola RAZRの時などにあった感銘を与えられるような、モトローラらしい動きをしなければなりません。そこは我々のチャレンジだと思っています。


モトローラ・モビリティ・ジャパン モバイルデバイス事業部 ジャパンオペレーションズ 事業統括部長 高橋博氏

木暮: モトローラのブランドイメージは、ファンが作ってきたような印象もあります。私は勝手に男くさいブランドだと思っているのですが、いかがでしょうか。

高橋: MicroTacやStarTacの頃は携帯電話というもののターゲットユーザーがそもそも男性でした。今のように学生までもが持つものではありませんでしたから、当然大人の男性が好むような、見ているだけでシズルが見えてくるようなデザインだったと思います。

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提供:モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2011年12月31日