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仮想化したのに「困った!」問題はストレージ?

「困った!」あるある(3):
仮想化してないサーバーのストレージ管理もまだ残る

 一部のサーバーを仮想化できたとしても、すべてのサーバーを一気に仮想化するのは難しい。仮想化が済んだサーバーと、まだ仮想化していないサーバーが混在する環境になってしまいがち。管理者は両方の保守をする必要がある。管理は複雑かつ労力がなかなか削減できない。

ストレージを仮想化すれば!
→ 多様な機種やプロトコルが混在していても統合的に管理

 仮想化していないサーバーだとしても、ストレージだけ仮想化することができる。仮想化したストレージのかたまりを複数のサーバーで利用するようなイメージだ。つまり、ストレージ装置だけ仮想化の恩恵を受けることができるということだ。また高い仮想化機能を持ったストレージでは、メーカーや機種、プロトコルが異なっている装置でも、仮想化して共有することが可能となる。

 ストレージだけでも仮想化すれば個々のサーバーに割り当てる使用領域をシン・プロビジョニング機能で増やすことができるので、物理的なディスク増設をすることなく容量アップが実現できる。管理者からすれば、ストレージ環境を一元的に保守できるため、管理作業が簡素化し負担を軽減できる。

「困った!」あるある(4):I/O集中でレスポンスが悪化

 サーバーを仮想化した結果不足するのは、ストレージの容量だけではない。全ての仮想マシンにて必要となる、高いI/O性能が求められる。データへのランダムなアクセスが増えることによりI/O負荷が増大し、システムによってはレスポンスの悪化をもたらしてしまう。もしそれが重要な業務であれば、「これまでは問題なかったのに、仮想化したら遅くて作業に差し支える」と現場のユーザーからの苦情は必至。

ストレージを仮想化すれば!
→ データを重要度に応じて適材適所に配置

 ストレージを仮想化するというのは、これまで述べてきたとおり複数のストレージディスクを一つのストレージ装置として運用できる。その環境では、高速なSSDと通常のHDDを組み合わせて使用することができるので、アクセス頻度が高いデータはSSDに、そうでないデータはHDDに配置させることで、データの重要度に応じパフォーマンスを最適化させた運用が可能となる。

「困った!」あるある(5):「もし止まったら」がこわい

 もしも仮想化サーバーのストレージに障害が発生したら、それを共有するシステムすべてが共倒れになりかねない。障害が発生時の影響範囲が広いことを考えると、仮想化サーバーで使うストレージの信頼性はかなり慎重に選ぶ必要がある。

ストレージを仮想化すれば!
→ 安心の備え(二重化、冗長化設計)で、まったくの憂いなし

 ストレージ仮想化に対応した製品の多くは、高い耐久性をもたらす設計が採用されている。もしもストレージ装置内のいずれかのコンポーネントが故障しても、全てのコンポーネントが二重化、冗長化設計されているためシステムがダウンすることはない。

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提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2012年11月6日