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テクノロジーがイノベーションをリードする世界で IBMがとる3つの戦略的アプローチとその未来像とは

2020年の未来を見据えたさらなるイノベーションへの取組み

別井さて、ここからは話を未来に向けていきたいと思います。2020年の東京オリンピックまで、あと5年。オリンピック開催に向けて、さまざまな技術革新が発生するのではと期待しています。これまでも、そのようなイノベーションが起きていました。特にCAMMSの分野は、急速な進化が見られるのではないかと期待していますがいかがでしょうか。

金子氏そうですね。今後も技術革新はさまざまな分野で進むと思いますが、特に私は、センサー技術が進化するのではないかと考えています。より安く、小さくなり、扱える情報量も増加するのではないでしょうか。5年後には、ごく身近なところでもセンサーを通じて膨大な量のデータがやり取りされ、それに加えてアナリティクス技術の向上によって、これまで創造もしなかったIT活用のしかたがごく普通に展開していくことが予想されます。

 そうなると、企業にとって、データを活用するというということは今のように「できるだけやってみよう」という考えではなく、「やらなければ土俵にも立てない」という時代に変わっているかもしれません。

別井あとたった5年ですから、今から真剣に検討する必要がありそうですね。

金子氏あくまで私見ですが、ロボティクス技術も2世代くらい進んでいるのではないでしょうか。情報を収集するセンサー技術に対して、それらの結果をアクションとして返すインタフェースとして捉えれば、エンタープライズITでつなぐことによって、さまざまな価値を生み出すことができるはずです。

別井IBMの3つの戦略とエンタープライズITは、まさにそうした未来を向いているのですね。よくわかりました。

 ところで、企業のイノベーションを支援する一方で、IBM自身のイノベーションについてはどのように考えていますか。

金子氏IBMは、これまでにもさまざまな環境の変化に対して、イノベーションを起こしてきました。すでに述べたように、CAMSSへの舵取りが大きな取り組みの1つです。

 私たちは、総合ITカンパニーとして、各分野でも突出した能力を有しています。クラウドやモバイル、アナリティクスといった新しい分野においても、すでにすべてのITコンポーネントを揃えています。

 また、IBMはR&Dに対する大規模な投資を継続しています。これはあまり知られていないかもしれませんが、IT業界の中でもトップクラスの投資額になるでしょう。このうち半分は、社内の研究や社員教育に活用しています。最新の技術を取り入れ、最適なソリューションとサービスを提供するため、将来に向けて自身を磨く必要があるからです。

 自らCAMSSやエンタープライズITへの取り組みを促進し、パートナーと手を結んでさらなる拡大をはかり、そうして得た知見をユーザーへ還元する。このように継続的に新しい技術とビジネス・モデルを実行・提案し続けていくことが、ビジネス・イノベーションを推進するお客様にとっての、私たちならではの価値だと考えています。

別井わたしたちメディアもイノベーションを起こして、いっそう挑戦していかなければならないところですね。今日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

金子氏こちらこそ、ありがとうございました。

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2016年1月31日