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テクノロジーがイノベーションをリードする世界で IBMがとる3つの戦略的アプローチとその未来像とは

さまざまなパートナーシップでITによるイノベーションを支援

別井そして、エンタープライズITの実現にもう一つ必要なものが、パートナーシップというわけですね。IBMのエコシステムの考え方は、多くの分野で広がっているようにみえます。具体的な例でおきかせください。まず、アップルとのパートナーシップについてお伺いします。

金子氏はい。昨年7月に、エンタープライズ分野でのモバイルソリューション提供について、アップル様とグローバルでパートナーシップを結びました。さらに、そのパートナーシップをベースに、今年4月にはさらに日本郵政様とも協力し、全国の高齢者向けにiPadを配布して、高齢者の方の生活を支援する事業の実証実験を開始しました。高齢者とまわりで支援する人たちのライフスタイルを大きく変える取り組みです。

 こうした取り組みは、1社だけでは容易に実現できません。アップル様とのパートナーシップに加えて、全国にネットワークを持つ日本郵政様や、アプリケーションを作ってくれる多くのコンテンツ・パートナーの協力が不可欠です。この業界を超えたエコシステムによって高齢者の方々は、より価値の高い新しいサービスを早期に享受できるようになります。

別井IBM Watsonやアナリティクス技術に関してもさまざまなパートナーシップがありましたよね。

金子氏はい、今年2月に、ソフトバンク様と日本IBMは、IBM Watson技術の開発と提供について提携し、7月にはそれを活用したビジネスアイデアを展開するエコシステム・プログラムを開始しました。

 ほかにもTwitter様ともIBM アナリティクス技術で協業をしています。Twitterの膨大な市場情報を分析することで、企業が行ったプロモーションやマーケティング施策に対して、ユーザーがどのように反応しているか、効果がどれほどかがわかります。既存の施策とSNSという新しいSoEとの融合ですね。

 これらは、IBMアナリティクス技術で既存のライフスタイルを変革する取り組みの例です。

 また、IBM Watson技術に関する協業はヘルスケア分野でも広がっています。先日は、東京大学様とがん治療の分野での協業を発表しました。医師はそれぞれ専門分野を持っていますが、すべての分野においてスペシャリストであるとは限りません。それを補完するためにIBM Watsonでご支援することで、治療効果を向上させることが可能です。米国では、コールセンターのオペレータを介さずに、電話でユーザーサポートを受けられるシステムとしての活用も始まっています。

 今後もさらなるパートナーシップを展開により、お客様のビジネスをご支援していきたいと考えています。

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2016年1月31日