最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

録画機能とネット機能、テレビ選びの新機軸について老舗を直撃! 〜増田和夫が録画テレビの老舗、日立Wooo開発チームに聞く〜

レコーダー並みに高度な録画機能

再生画面とサムネイルを見ながら、チャプターマークのマニュアル打ち込みができる。

増田:次に編集機能についてお聞かせください。

古井氏:編集機能もレコーダー並みに高度です。編集画面でチャプターマークのマニュアル打ち込みが可能で、ダビングの際に好きなチャプターだけを選んでダビングできます。また、プレイリストの作成と編集も可能です。

増田:そこまでエディットできれば、普通の使い方では充分だと思います。マニュアル編集だけでなく、録画テレビならではのフレンドリーな編集機能もあるのでしょうか?

古井氏:「いいとこジャンプ」機能を使えば、独自の解析アルゴリズムによって、本編と本編以外の境界にチャプターマークを自動で打ち、本編だけを見ることもできます。また「みどころシーンサーチ」機能では、音楽番組では曲の頭にチャプターマークを自動で打つことも可能ですし、ニュースではトピックの頭と天気予報などに、野球ならホームランや得点シーンなどのみどころにジャンプすることも可能です。

「みどころシーンサーチ」画面を使えば、ニュースなら「お天気」「トピック」、スポーツなら「盛り上がりシーン」、音楽番組なら「曲の頭出し」、というようにコンテンツ別のみどころにジャンプすることができる。

増田:ダビングのしやすさも大切なポイントだと思います。Woooのダビング機能にはどのような特徴があるのでしょうか?

ダビング画面では、ダビング先(HDDまたは「iVDR-S」)とダビングモード(レート変換可能)、不要部分(チャプター)の指定ができる。TSX8モードで録ったコンテンツなら、1時間の番組を約2分で高速ダビングできる。

大和氏:内蔵HDDと「iVDR-S」との間でダビングまたはムーブができて、レート変換ダビングやHDD内ダビングも可能です。SATAで接続された転送速度の速いHDD間ダビングなので、最高約32倍速(TSX8モード時)の高速ダビングが可能です。このため、ダビング中で予約録画できなかった、というトラブルを減らすことができます。「iVDR-S」は著作権保護に対応していますので「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」のセルコンテンツの場合、現行の運用では内蔵HDDから「iVDR-S」へ最大2回までダビングできて、2回ダビングした時点で内蔵HDDに残ったセルコンテンツはコピー不可になります。またSDカードから内蔵HDDにJPEG写真をダビングすることも可能です。

増田:ダビングの自由度が高くて早いという点が良いですね。では、録画で「iVDR-S」を使うメリットとは?

野添氏:「iVDR-S」は他のWoooシリーズやiV(アイヴィ)レコーダーなどで再生できる互換性と汎用性が保証されているので、ライブラリとして保存できます。「iVDR-S」は大容量のリムーバブルHDDなので、ドラマやアニメなどのシリーズものを全クール録画してライブラリ保存できます。また、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」のセルコンテンツのライブラリ保存にも対応しています。

古井氏:大容量の「iVDR-S」に大量の番組を録画でき、それを簡単に検索できます。「iVDR-S」をWoooに挿入すると、自動的に内容が「ライブラリ」に登録、更新されます。この「ライブラリ」機能を使えば、「iVDR-S」を挿入しなくても、どの「iVDR-S」に何を録画したかが簡単にわかるしくみです。

250GBまたは500GBの内蔵HDDのほかiVポケット(「iVDR-S」着脱スロット)を装備している。「iVDR-S」は著作権保護に対応した唯一のリムーバブルHDDで、汎用性の高さがメリット。「iVDR-S」にMPEG4 AVC/H.264で録画すれば、コストパフォーマンスの高い大容量録画が楽しめる。
「iVDR-S」は汎用性と互換性が保証された録画メディアなので、大量のライブラリ保存が手軽に楽しめる。2009年10月に国際標準メディアとしても承認され、さらなる普及の拡大が期待できる。
大容量の「iVDR-S」には検索機能が必須と考えて「ライブラリ」機能を作った。「iVDR-S」を挿入しなくても、どの「iVDR-S」に何を録画したかがすぐにわかる。
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