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Google が予測するディスプレイ広告の将来と進化する DoubleClick のプラットフォーム

Google が予測するディスプレイ広告の将来と進化する DoubleClick のプラットフォーム

 検索連動型広告のイメージが強い Google だが、実はディスプレイ広告でも常に技術革新を進めており、年々、売上が増加している。2010年第3四半期には初めてディスプレイ広告事業の通年の推定収益額を予測。その額は25億ドルを超えた。

 2011年1月20日に発表した2010年第4四半期決算によれば、2010年通年の売上高は前年比24%増の293億ドル。ディスプレイ広告事業も引き続き好調だったという。推定通りの売上を達成していれば、約10%の売上構成比を占めるまでに成長したことになる。

 Google は以前からディスプレイ広告分野で積極的にM&Aを実行してきた。2007年に広告配信技術の DoubleClick 、2009年に多変量解析ベンチャーの Teracent、2010年に DSP (デマンド・サイド・プラットフォーム)の Invite Media を手に入れた。

 さらにさかのぼると、2005年に買収した Urchin のサービスをアクセス解析ツール「 Google Analytics 」として提供し、2006年には動画共有サイト「 YouTube 」を買収した。広告配信技術から効果測定、巨大メディアまで、ディスプレイ広告に必要なあらゆるものを1つずつ揃えてきたのだ。

Google が描くディスプレイ広告戦略

stuart氏画像 スチュアート・スピテリ氏(アジアパシフィック(APAC)地域最高責任者)

 Google は現在、これらのディスプレイ広告に関わる製品群を1つのプラットフォームとして統合して提供している。その部門を統括するのがアジア太平洋地域担当 Director of Platforms を勤める スチュアート スピテリ氏だ。

 スピテリ氏は 1999 年に米国の広告会社 24/7 Real Media に入社。2000 年から COO を努め、主にアジア地域のビジネスを統括してきた。Google には2010年半ばに参画し、APAC 地域の広告プラットフォームビジネスの営業統括責任者となった。すでにオンライン広告業界で10年以上の経験を持つ。そんなスピテリ氏に、Google が描くディスプレイ広告戦略を聞いた。

 初めてオンライン広告が登場したのは 1994 年。ある ISP 事業者のバナー広告がその起源だった。当時はダイアルアップ接続が主流で、小さなバナー広告の表示に3、4 分は要したという。クリエイティビティもシンプルそのものだった。

説明 ディスプレイ広告は長い時間をかけて進化した。
上の画像は1994年、初期のバナー広告。

 十数年が経って、いまバナー広告はよりリッチに、よりインタラクティブに進化した。たとえばアメフトを題材にしたゲームソフトのバナー広告では、向かい合わせに構えた2人の選手がぶつかり合う様子が動画で表示され、ユニフォームや選手のクリエイティブは地域によってダイナミックに変化していく。いまやこのような表現が当たり前になっている。

 「ディスプレイ広告市場は転換点を迎えており、今後まだまだ伸びるだろう」。スピテリ氏はこう予測し、「新しいトレンドが次々と生まれており、可能性に溢れている」と強く主張した。その理由は、主にモバイル、そしてクリックに続く新しい効果検証の指標の登場だ。


スチュアート・スピテリ氏
グーグル株式会社
アジア太平洋地域担当 Director of Platforms
アカマイ・テクノロジーズ社(NASDAQ: AKAM) アジアパシフィック統括ディレクターとして インターネットの高速化およびグローバルのビジネス戦略の立案を導き、 1,700 社以上のクライアントとの契約を締結した実績を持つ。
同社の収益の向上やコスト削減など、オンラインビジネスのパフォーマンスを最大限に引き出すことに貢献した。
また 米国24/7メディア、香港チャイナドットコム(NASDAQ: CHINA) の合弁会社24/7メディアアジアのCOO歴任のほか、アジアパシフィックの多国籍企業におけるエグゼクティブで構成されるThe Economist Group のリーダーも務めた経歴を持つ。
メルボルン大学 ビジネス学士号、南京師範大学 中国語准学士号 取得。

田中 晃 氏
日本地域担当 Head of Media Platforms
2004年 DoubleClick に日本統括責任者として入社し、2006年6月には ダブルクリック株式会社の社外取締役を兼任。 2009年3月 Google にてディスプレイ戦略担当として入社。 2010年3月 DoubleClick 営業担当責任者として就任し現在に至る。
林 ジョセリン 氏
日本地域担当 Country Manager, Media & Platforms Solutions
1999年 DoubleClick 入社後、媒体社チームと広告主チームのサポートとコンサルティング部門責任者として担当。 その後、2008年 Google による DoubleClick買収完了後、北米コンサルティング部門責任者を経て、全米のセールス・エンジニア、コンサルティングとサポートを担当。 2011年1月、Google日本支社にて日本統括マネージャーに就任し現在に至る。

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