エンターテイメントをいい音で!--高音質の証し「DTS」
DTSの未来~ あらゆる機器の高音質化を図る
テレビやスマートフォンなどにも採用 DTSの世界が広がっていく
DTSではこれまでの機能に加えて、さらなるDTSの音の世界を構築しようとしている。
例えば「DTS Neo:XTM」。これは通常の5.1chからリアに2本のスピーカーを加え7.1chへと発展してきたサラウンドを、さらに最大11.1chにまで進化させたものだ。追加されるスピーカーはフロントスピーカーの外側「LW/RW(ワイド)」と、上下「LH/RH(ハイト)」の4本になる。対応するAVアンプも間もなく登場する予定だ。映画の世界に完全に入り込める音響空間がいよいよ味わえる時代がやってきた。
また、韓国の携帯電話メーカー「パンテック」や「LGエレクトロニクス」を代表に、海外ではDTSを採用するスマートフォンが増えている。スマートフォンでは音楽や映像も再生されるので、今後ますます音質が重要視されることは間違いない。
海外モデルではあるが、先日T-Mobileから発表されたAndroid端末「G2X」では先ほどの「DTS BoostTM」、ヘッドホンで音を再生したときによりナチュラルな音を再生する「DTS Envelo HeadphoneTM」を総称した「DTS Ultra MobileTM」といった音声ソリューションが搭載されている。
さらに、サムスン電子、LGエレクトロニクスといった韓国メーカーでは、ネットワーク配信やクラウドサービスを利用するために、DTSデコーダを搭載したテレビも発売している。ネットの世界では後塵を拝している日本でも、この動きを無視することはできない。
DTSは従来まで、サラウンドフォーマットの会社というイメージがあったが、AV機器、モバイル機器を含めて、高音質再生ができる機能を提案していく会社に変わりつつある。近年のDTSの躍進を見ていると、DTSマークがついているテレビが高音質テレビであり、高音質スマートフォン。そんな時代がやってくるのかもしれない。
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