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キャリアアップのために今何をするべきか

転職力を上げる3つのポイント

CNET Japan Ad Special2012年3月8日 11時00分

 求人の減少、求職者の増加による競争率の激化が継続しており、狭き門がますます狭くなってきています。しかし、企業の倒産や雇用調整のため転職しなければならない人やどうしても成し遂げたい転職を目指す人がいることも事実です。今後も厳しい競争率が予測される中、どうすれば内定を得ることができるのでしょうか。転職市場の最先端で働くキャリアアドバイザー100名のアンケートから、3つのポイントが浮かびあがってきました。

リクルートエージェントキャリアアドバイザー100名を対象にアンケートを実施
実施期間: 2009/5/22~2009/5/26

不況により増す転職市場の厳しさ

求人件数は約1/3に減少

 右図はリクルートエージェントに寄せられる求人件数の推移です。2009年3月時点の求人件数は対昨年比約1/3に減少しています。景気予測では「下げ止まり」「底をついた」という見方も出てきていますが、求人件数に関しては、依然減少の一途をたどっています。
 また、景気の回復と、企業の採用活動開始にはタイムラグが発生することが多く、求人件数が急回復する見通しはまだ立っていません。転職市場はまだしばらくは厳しい状況が続くと考えられます。

応募した社数は1年間で約1.5倍に増加

 転職を実現された方が応募した平均社数はこの1年間で、8.7社(2007年11月~12月)から12.5社(2008年11月~12月)と約1.5倍になりました。2008年11月以降、景気はさらに悪化していることを考慮すると、現在においてはさらに応募する社数は増加していると考えられます。

準備不足が命取り

 不況が転職市場に及ぼす影響についてキャリアアドバイザーに聞いていたところ、似たような話を聞きました。

 「Aさんのキャリアなら、大きなミスをしない限りB社の選考は通過するだろうと思っていました。ところが、結果は見送り。経験・スキルは申し分ないが、なぜ当社なのかがわからない、という企業からのコメントでした。正直驚きました。Aさんに話をきくと、時間がなくてなかなか企業研究ができず、ありきたりのことしか伝えられなかった、とのことでした。1年前ならすぐに2~3社くらいの内定は獲得できる人なんですけどね」

 求人件数が減少し、応募側の選択肢は少なくなります。さらに企業の求めるレベルが上がっているため、なかなか内定を得られず、応募する社数は増加しています。準備を怠ると面接の機会を生かすことができなくなってしまいます。
 こうした環境下で、転職のプロであるキャリアアドバイザーがどのような対策をとっているのか、以下にまとめています。

書類選考と最終面接の難易度上昇 その対策とは

 転職市場の最前線で働くキャリアアドバイザーは、現在の転職市場のどこに厳しさを感じているのでしょうか。

 アンケートによれば書類選考と最終面接に厳しさを感じるキャリアアドバイザーが多くいることがわかります。その理由も、以下のようにまとめられることがわかりました。

書類選考の難易度が高くなった理由

  • 採用側の求めるスキル・経験が狭くなっているため
  • 求人件数が減少し、競争が激化したため

最終面接の難易度が高くなった理由

  • 好況では最終面接は形式的であることも多かったため
  • 不況になり、経営者も厳選採用をしているため

 それでは、どのような対策をしているのでしょうか。

書類選考対策
応募職種と経験・スキルとの共通点を多数記載する

 企業側は、応募者が入社後活躍できる最低限のスキル・経験を持っているか応募書類で確認しています。企業が厳選採用を続ける中、応募者は何ができるのかをアピールしなければ、書類選考が通りづらくなっています。応募職種と経験・スキルとの共通点を多数記載し、できることをアピールしましょう。

 また、別途志望動機書を作成すると意欲が伝わり、ライバルとの差別化になります。ただし、A4 1枚程度にまとめ、長くなりすぎないよう注意しましょう。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

「応募職種に生かせるキャリアの持ち主であることが伝わるように書きましょう。経験がどのような場面で生かせそうか想像してみてください。アピールすべき経験が見えてくるはずです」

「経験・スキルというと、目に見える営業経験や設計経験のようなキャリアだけだと勘違いされる方が多いですが、目に見えない行動力や粘り強さなどのスキルもアピールできるポイントです」

矢印 キャリアアドバイザーに相談

面接対策
面接官に入社後の活躍を具体的にイメージさせる

 面接官は応募者が入社後、どんな風に活躍してくれるかイメージしながら、質問をします。質問にただ答えるのではなく、質問の背景にある本当に聞きたいポイントが何かを考え、自分の経験・スキルを説明していくことが重要です。

 ただし、面接官によって聞きたいポイントは異なるので注意が必要です。例えば、現場担当者と経営者では、同じ質問でも、本当に聞きたいことは違うことが多く、面接官とのコミュニケーションから聞きたいポイントをつかむことが大切です。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

「本来、面接で合格するキャリアを積まれている方なのに、うまく自分の言葉でアピールできず、見送りになるというケースが増えてきています。採用側の目線を想像してアピールすることが重要です」

「面接前に、企業内容を再度よく調べ、質問を想定した上でどうアピールするか準備することが大切です」

矢印 キャリアアドバイザーに相談

転職力を上げる3つのポイント

 書類選考と面接の対策のポイントは分かりましたが、その対策を実施するには、具体的に何をすればよいのでしょうか。

 それは、自己分析、求人分析、企業分析を通じて、「なぜ転職するのか」「なぜその求人に応募するのか」「なぜその企業なのか」に答える一貫性のあるストーリーを作ることです。では、具体的な分析のポイントを見ていきましょう。

1 自己分析

 自己分析の結果は、全ての選考フェーズにおいて基本となります。経験した業務を整理するだけでなく、業務を通じて身に付けた能力・スキルを分析しましょう。同じ業務でも、取り組む意識・志向によって、身に付く能力・スキルは異なります。どのような意識・志向で業務に取り組んでいたかも振り返ることで、身に付けた能力・スキルが、あなたにしかない強みとしてアピールできます。
リクルートエージェントでは、面接力向上セミナーで、自己分析や面接対策のアドバイスをしています。

2 求人分析

 求人分析は、特に書類選考において重要となります。求人内容だけでなく、企業が求人を募集する理由も分析することで、自分の能力・スキルが生かせることを示した職務経歴書を作成できます。また、面接の場でも自分の希望・志向と経験・スキルが応募求人に合致していることを説明できるようになります。
リクルートエージェントでは、求人内容はもちろん、企業の求人募集理由もキャリアアドバイザーが伝えています。

3 企業分析

 企業分析は、特に面接において重要となります。応募企業の製品・サービス、競合、顧客の特徴を分析しましょう。応募企業の特徴と、自分の志向が合い、能力・スキルが最大限発揮できることを説明できます。書類選考の時点で、企業分析までできれば、職務経歴書の自己PRに説得力が増したり、別途志望動機書を作成することも容易となり、高い意欲を伝えることができます。
リクルートエージェントでは、企業の特徴や社風をエージェントレポートにまとめています。

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