キャリアの中盤にして味わった、転職成功の醍醐味
キャリアの中盤にして味わった、転職成功の醍醐味
ドイツ本社と現場の板挟みで・・・
外資系の医療機器メーカーで営業所長をやっていました。15年勤めたんですが、経営面での方向性に疑問を持ち、転職を決意しました。
以前から不満に思っていたのは、ドイツにある本社が、日本の市場の現実を考えず、無理な販売計画を押しつけることが多いこと。管理職である私はそのたびに異議を申し立てていたのですが、認められることは稀でした。このままでは本社と販売現場との板挟みで苦しむだけで、管理職としてもキャリアアップは望めないだろうと考え、新境地を目指すことにしたのです。
とはいえ、42歳で、しかも管理職での転職を希望するというのはかなり難しい話。一人での転職活動に不安を覚えた私は、少しでも誰かに相談しながらの活動をしたほうが良いと思い、リクルートエージェントに登録したのです。
最初の面談で、キャリアアドバイザー(CA)さんには、やはりそのような求人は少ないと言われました。しかし一方で、「あなたのような素晴らしいキャリアをお持ちの方を求めている企業は必ず出てくるはずです。弊社のリクルーティングアドバイザー(企業担当者)を通して、そうしたニーズを探ってみましょう」と力強い言葉をかけてもらいました。
隠れた求人ニーズにリーチできる強み
この方は、マネジメント経験の豊富さと、製品に対してのみならず業界全般に対する知識の深さ、顧客とのリレーション構築能力が非常に高い方でしたので、必ずどこかの企業でニーズがあると考えました。
そこで私たちは企業を担当しているリクルーティングアドバイザーを通して、現在募集していない企業に対しても、「このような方がいるのですが」と求人ニーズを探ることにしたのです。
希望どおりの求人、調べて納得した募集背景
CAさんとの最初の面談から1ヵ月ほど経ったころ、「ご希望に近い求人が出てきました」との連絡が入りました。
それは、名前を聞けば誰でも知っているような総合化学メーカー。しかし、そこが医療部門の事業をやっているとは、私もまったく知りませんでした。
そこで、CAさんに情報をいただきながら、自分でいろいろと調べてみることにしました。その結果分かったのは、この会社は以前から細々と医療部門での事業を続けていて、今後それを大きく展開したいと考えはじめているということ。つまり、そういう背景があるからこそ、新しい販売現場を管理できる人間を求めているということだったのです。
さらにこの会社は、外資が半分入っているものの、現地の支社にある程度の裁量を与えて仕事を進めているということも分かりました。
まさに自分の希望にぴったりな求人内容。私はCAさんに、この会社への転職を目指したい旨をお伝えしました。
情報収集をして納得することがいい転職への近道
西さんの転職活動への取り組みは実に真摯でした。例えば企業情報については、私たちからも提供しているものの、より理解を深めるためにご自身でも企業パンフレットを取り寄せられたり、知人を介して評判を聞くなど精力的に調べられていました。そしてその結果、この案件こそが自分にぴったりだと納得されたのです。
たとえ私たちがお勧めの案件でも、ご本人がその企業に対して興味が持てず、知識が浅いままだと本当に自分にぴったりだいう納得感は得られません。さまざまな情報を得て、ご自分で納得することが、いい転職を実現するポイントなのです。
面接でさらに深まった企業への思い
その日からCAさんとともに、その企業に対して自分の何をアピールすべきか、検討を始めました。
意外だったのは、私が普通のこととして15年間やってきた仕事のスタイルが、CAさんからすると、強みとして映るという事実でした。少し気恥ずかしくもありましたが、一所懸命に今まで自分が行ってきた工夫やその結果を面接の場で伝える練習をしました。
おかげで面接は、とても手応えのあるものとなりました。面接官と会話する中で、さらに企業についての理解が深まり、自分の今までのキャリアとやりたい方向性が、これほどにもマッチする企業があることに感動すらしたのです。
企業側もそう感じてくれたようで、内定はほぼ即決の形でいただけました。しかも、年収も大幅アップの提示。うれしかったですね。しばらくハラハラしながら見守ってくれていた妻も大喜びしてくれました。
今、新規事業の拡大で大忙しですが、転職を成功できた醍醐味を、大いに味わっている毎日です。
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