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キャリアアップのために今何をするべきか

「スキルアップに適した企業」を見極めて決断

CNET Japan Ad Special2011年6月30日 11時00分

「スキルアップに適した企業」を見極めて決断


橋本さん(29歳) の転職ケース

組み込みソフト受託開発会社 エンジニア → ソフトウェアメーカー エンジニア
年収 : 400万円 → 450万円

  • 組み込みエンジニアとしてスキルアップしたい
  • 転職活動の進め方を知りたい

前向きなつもりが受け身に捉えられ、軌道修正。

 組み込みソフト開発を請け負う会社で働いていたんですが、景気悪化とともに案件が激減してしまったんです。先の見通しがつかないまま待機状態が続き、さすがに不安になって転職を考え始めました。しかし、どのように動けばいいのか見当もつかず、リクルートエージェントに相談したんです。
 CA(キャリアアドバイザー)さんとの面談では、今までの経験に加えて、「技術力が高く、教育体制のしっかり整った会社で、未経験の分野にもチャレンジできるスキルを身につけたい。欲を言うとサービスの企画から開発まで携われる企業がいいです。」という希望を伝えました。これに対して、CAさんからこんなことを言われたんです。「キャリア採用には即戦力が期待されています。そのため教育体制を期待することは、企業から受け身と捉えられます。残念ですが、今のご希望で、あなたを採用しようと思う企業はないと思います。」
 自分としては、前向きなことを言ったつもりだったので、すごく驚きました。特に受託案件中心の会社にいた人は、指示を待って、指示に従って動く習慣が身に付いているのではないかと不安視されることがあるんだとか。僕の希望は理想であって、現状の自分とはとても乖離があったんです。
 CAさんからは「スキルアップを望むことはすばらしいことですから、今までの経験の中で、自分で考え、主体的に行動してきたことを探して、アピールしていきましょう。」とアドバイスされました。

ポイント

受け身では採用されない。「主体性」のアピールが大切。
多くの企業は、応募者がこれまで「指示待ち」「受け身」で仕事をしてきたのか、「主体性」を持って能動的に行動してきたのかに注目しています。そのため、「教えてほしい」「学びたい」という受け身姿勢ではなく、「これを実現するために、自ら進んで勉強する」というような、前向きな姿勢が大切です。自ら物事に取り組んだ経験、工夫してきた経験はアピール材料になるため、整理しておくとよいでしょう。

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求人情報と自分のスキルを比較し、採用企業ごとに職務経歴書を作成。

 CAさんから30~40社ほどの求人を紹介してもらいました。まずは1~2社を選んで応募するのかと思ったんですが、「少しでも興味がある会社は、とりあえず応募してみてください」と言われました。今は1つの求人に対して多くの応募者が殺到するため、書類選考が厳しくなっているそうです。CAさんと相談し、少しでも気になった企業には応募し、面接で採用企業の雰囲気や仕事内容を確認することにしました。
 特に書類選考に提出する職務経歴書は、CAさんからアドバイスをもらって工夫したんです。最初は「○○製品の組み込みソフト開発を担当。以上」といった、かなりあっさりとした書類だったのですが、CAさんから具体的なアドバイスをいただき、修正を加えていきました。
 CAさんのアドバイスは、「各社の求人情報の中に出てきているキーワードの中に、自分の経験と一致するものがあれば、自分と採用企業の間には共通点があるということ。例えば、A社の求人は「携帯電話の組み込み開発経験者」を求めています。橋本さんも同じように「携帯電話の組み込み開発経験」がある訳ですから、この点を詳しく書いてみましょう。他にも共通点があれば、その点はしっかり記載していきましょう。開発経験だけでなく、設計に携わった経験も併せて記載すると、採用企業の目に留まりやすくなるはずです」と言われたのです。
 このとき、改めて求人情報を隅々まで読み込み、各社と自分の接点の多さ・少なさを確認し、応募企業に併せて少しずつ内容を変えることにしました。

ポイント

多くの企業に応募することが重要。
通常の転職活動では、企業研究をした上で応募を決めるのが一般的です。しかし、買い手市場の場合は、求人が出た瞬間に応募が殺到してしまうため、早々に応募が締め切られてしまうことがあります。しかもライバルが多いため、書類選考の通過率が低い場合も…。少しでも興味を持った求人があれば、すぐに応募書類を提出するとよいでしょう。
しかし、応募書類をただ提出するだけではなく、橋本さんのように、採用企業と経験の共通点に注目した書き方をすることや、今までの経験の中で工夫してきたポイントを交えて応募することも、大切です。

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内定を得たA社とB社。転職理由を振り返り、転職先を選択。

 結果として、4社の面接に進むことになったのですが、最初に面接に進んだ2社から不合格の連絡が…。採用企業から面接の印象を教えてもらったのですが、「受託専門のためか、受け身の姿勢が身に付いてしまっている。指示待ちでは当社でやっていけない」との感想。最初の面談の時にCAさんに指摘された言葉が返ってきてしまったんです。
 しかし、CAさんからは「大丈夫ですよ。応募書類では今まで主体的に行動してきたことをしっかり記載しています。後はしっかり面接で伝えていくだけですよ」と声をかけてもらいました。しかし、もう一つ驚くべき指摘をされたんです。「話し方が淡々とした印象を与えるので、意欲があるかどうか疑われている可能性があります。自分では大げさかもしれないと思うくらいの口調で話してみてください」と。自分の話し方が相手にどんな印象を与えるのかなんて、これまで考えもしませんでした。そこで、鏡に向かい、表情や声のトーンを意識して話す練習をして、次の面接に臨みました。
 最終的に内定が出たのは2社。どちらも技術力に優れた企業で、正直迷いました。A社は、面接でお会いした社長が「カリスマエンジニア」のオーラを持っていて、将来は彼のようになりたいと思いました。一方、B社の面接官もすばらしい知識をもったエンジニアで、吸収したいことがとても多かったんです。スキルを磨くのはどちらの会社でも可能なんじゃないかと思い、どちらを選ぶべきか悩みました。
 CAさんに相談すると、「橋本さんが最初におっしゃっていた『スキルアップしたい』『企画から開発まで携わる』という希望を叶えたいのであれば、B社のほうがいいんじゃないかと思います」という答え。理由をたずねると、A社は、社長も社員もスキルの高いエンジニアばかりだが、社長1人が全体の指揮をとることが多い。一方、B社は全社員がかなり高いスキルを持っていると同時に、エンジニア同士が意見を出し合いながら案件を進める風土なのだとか。
 僕は、スキルアップと企画から開発まで携わりたいという当初の希望を思い返し、最終的にB社に入社を決めました。
 今は、「企画から開発」という目標に向かって、タイプや得意分野の異なるエンジニアたちから刺激を受けつつ、前職より難易度の高い開発にチャレンジしているところです。

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