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サービス企画に憧れて、仕事内容を確かめずに転職

サービス企画に憧れて、仕事内容を確かめずに転職

2011年3月1日 11時00分

サービス企画に憧れて、仕事内容を確かめずに転職


新田さん(27歳) の転職ケース

データセンター運営会社のインフラエンジニア → ネット企業のインフラエンジニア
年収 : 450万円 → 500万円

  • 広い範囲を見渡せる立場で働きたい
  • 企画の段階から携わりたい

より広い範囲の仕事に携わりたくて転職。ところが…

 私は大手企業で大規模なデータセンターのサーバー構築・運用を担当していました。しかし、特定のサーバーにしか携われなかったため、物足りなさを感じるようになったんです。次第に、もっとサービス全体を見渡せる立場で働きたいという思いが強くなり、転職に踏み切りました。 求人サイトでは、インフラエンジニアを中心にサービス企画に携わる仕事を探しました。その中で目に留まったのが、自社サービスを運営しているネット系ベンチャー企業のインフラエンジニアです。まだ設立して間もなく、社員数も少ないので、きっと1人に任される範囲が広くて、裁量権があるだろうと思いました。さらに、今後サービスやシステムを拡充していく予定とのことで、ここなら、インフラエンジニアであっても、サービス企画に携われるんじゃないかと思ったんです。 けれど、入社して早々、描いていたイメージは打ち砕かれてしまいました。インフラエンジニアとしての視点から、サービス全体を把握した企画に携わるつもりだったんですが、、実際はインフラを全て任されても、サービス企画の要素は全くなかったんです。新しいサービスが発表されても、運用が始まっても、物足りなさを感じてしまって…。求めていた環境ではないからには、一刻も早く軌道修正した方がいいと思い、入社3ヵ月にして再び転職活動を始めました。

ポイント

実際の仕事内容をしっかり把握しましょう
新田さんの場合、サービス企画をしたいあまり「設立間もない」「社員数が少ない」という情報だけで「任される仕事の範囲が広い」、「サービス企画ができる」と思いこんでしまいました。 入社後、具体的にどんな仕事をするのかをしっかりと確認しましょう。同じ業種・職種であっても、企業によって位置付けや業務内容は大きな異なるものです。くれぐれも、自分の経験や想像の範囲内だけで判断しないよう注意が必要です。

矢印 キャリアアドバイザーに相談!

指摘されて気づいた自分の甘さ

 リクルートエージェントを訪れて、CA(キャリアアドバイザー)さんと話をしてみると、自分が失敗した理由がよく分かりました。自社サービスを持つ企業、しかも少人数のネット系ベンチャー企業であれば、たとえインフラエンジニアであってもサービス企画に携われるものだと、勝手にイメージを膨らませていた。けれど、実際にこの会社のインフラエンジニアとして求められていたのは、企画・設計されたサービスを実現することだけだったんです。 入社を決める前に、自分がどの範囲まで携われるのか、どんな役割を期待されているのかをしっかり確かめればよかったと後悔しました。 すぐに転職をしたいとCAさんに相談したものの、CAさんからは「新田さんは、今の会社でサービス企画をするためにどんな努力をされましたか?」とハッとする問いかけが返ってきたんです。「今の会社でサービス企画への異動のチャンスを掴む努力をしたり、異動が叶わなかったとしても、サービス企画をサポートしながら、仕事の内容を学ぶことができるのではないでしょうか。何もせずにできないとおっしゃっていませんか?」と。CAさんからは、転職するにしてもサービス企画の経験がなければ難しく、今、転職をしても同じ失敗を繰り返して経験社数を増やすだけだと言われました。しかし、諦めるのではなく、いずれサービス企画ができるように、今の会社でサービス企画の方との会話を増やしてサービス企画に関わるチャンスを見逃さないことや、インフラエンジニアとして営業に同行し、顧客ニーズを掴み、サービス企画へ提案していくようにとアドバイスをいただきました。 今までの考えの甘さを実感し、しばらくは会社にとどまってなるべく多くのことを吸収しようと決めたのです。

ポイント

失敗したと思っても、次の成功につなげる方法を探ろう
選択を誤ったとき、すぐに仕切り直して転職活動を始める方もいらっしゃいます。場合によってはそれが得策であることもありますが、多くの場合、短期間での離職は選考で不利になります。やりたいことができなくても、次のステップに進むために、社内異動を願い出たり、知識・スキルを身につけるなど、今の会社でできることを見つけることが大切です。次のステップにつながる取り組みを見つけることで、失敗を次の成功につなげることができます。

矢印 キャリアアドバイザーに相談!

強みを生かしたサービス企画の実現に向けて

 あれから2年。分かったことは、目標を持って自ら動けるインフラエンジニアであれば、サービス企画ができるということです。 この2年間、CAさんからアドバイスされたように、顧客のニーズをくみ取るために営業同行をして、ニーズに沿ったサービスを考えたり、インフラのコスト削減案を企画しました。まったく入り込む余地がないと思っていたサービス企画の仕事でしたが、自ら前向きに取り組んだことで、周りのメンバーからの評価は上々です。 しかし、今、再び転職活動をしています。インフラのコスト削減は成功したものの、サービス展開がうまく進まず、残念ながら会社の業績が伸び悩んでしまったんです。しばらくは、サービス展開をやめて事業の立て直しを行うことになり、私はインフラの運用に集中することに。これからのキャリアを考えた結果、これ以上、この会社で吸収できることはないと考えました。 再び、CAさんに転職を相談したところ、インフラの世界ではさまざまな企業がデータセンタービジネスに力を入れていて、新規設立も活発であることを伺いました。データセンターは、インフラそのものが商品になるので、インフラの知識とこの2年間で培ったサービス企画の経験やスキルを生かせるのでは、と提案をいただきました。今度こそ希望する働き方を叶えられるように、慎重に転職活動を進めているところです。

CNET Business Life コンテンツ


提供:株式会社 リクルートエージェント
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