開催場所:東京
開催日: 2013年2月8日
昨今は、企業活動においてスマートフォンやクラウドコンピューティングが広く活用されるようになりました。一方で、企業不祥事やサイバー犯罪ではこれらのIT技術が悪用され、その手口も従来と比べ複雑化しています。また、ひとたび企業不祥事が発生するとその影響も大規模かつ広範囲に及ぶ傾向にあります。このため、企業不祥事に係る調査や対応策自体もIT技術の発展とともに進化していく必要があるといえます。
本セミナーでは、スマートフォンの利用やクラウドコンピューティングが一般的となった現代における企業不祥事のトレンドと対応策をご説明するとともに、デジタルデータ証拠の調査方法や関連する対策ソリューションを紹介させていただきます。
■13:30 <開場・受付開始>
■14:00~14:40 <セッション1>
「近時の企業不祥事のトレンドとその対応策」
スマートフォンの普及やクラウドコンピューティングの発展により、企業活動のあり方が変容してきています。これに伴い企業不祥事は従来と比べ複雑化しており、不祥事発覚時の対応にはIT技術の活用が無視できない状況です。こうした背景を踏まえ、近時の企業不祥事のトレンドをPwCの調査結果をもとにご紹介するとともに、スマートフォンの利用や情報の電子化が一般的となった現代における企業不祥事への対応策をご説明します。
あらた監査法人
ディレクター 駒井 昌宏 (公認会計士、公認内部監査人、公認不正検査士)
■14:40~15:20 <セッション2>
「外部まかせにできないサイバー犯罪対策」
近年のサイバー犯罪の手法は高度化、複雑化しており、これまで外部に委託していたセキュリティ対策だけではカバーできない領域にまで広がっています。企業においてはこれまで以上に総合的なセキュリティ対策が求められています。
PwCが行った経済犯罪意識調査を参照しつつ、サイバー犯罪に関するリスク低減のためのポイントについてご説明します。
プライスウォーターハウスクーパース株式会社
テクノロジーマネージャー 林 和洋 (公認情報システム監査人、公認不正検査士)
- - - - - - - - - <休憩 10分間> - - - - - - - - -
■15:30~16:20 <セッション3>
「インサイダー取引などに対するPCおよびスマートフォンのデジタルデータ証拠調査方法の具体的ノウハウ」
昨今、インサイダー取引が次々と摘発されています。金融庁はインサイダー取引の罰則強化について議論を開始し、相次ぐ不祥事の再発防止のために情報漏洩も罰則の対象に加えることを検討しています。インサイダー関連の情報漏洩の予防対策はどのように実施すればいいのか、実際に問題が発生した場合の調査はどのように行えばいいのかを、デジタル証拠データ復元技術などをご紹介しながら、具体的にご説明します。
AOSリーガルテック株式会社
代表取締役社長 佐々木 隆仁
■16:20~17:00 <セッション4>
「関連セキュリティソリューションのご紹介」
システム管理者のサーバーアクセス管理対策、メールとエンドポイントにおける標的攻撃対策、PKIを使わずに各種の電子データの真正性「キーレス署名」等、各種のサイバー犯罪に有効なソリューションの紹介をさせていただきます。
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
セキュリティソフトウェア営業部 工藤 眞一 (米国公認会計士)