Windowsから「ブルースクリーン」が今夏に姿を消す。エンタープライズおよびOSセキュリティ担当副社長を務めるデビッド・ウェストン氏の話としてTHE VERGEが報じた。
「ブルースクリーン」(Blue Screen of Death)は今後、「ブラックスクリーン」(Black Screen of Death)に置き換わる。背景色を黒に統一し、従来あった悲しげな顔アイコンとQRコードを削除。代わりに停止コードと問題のドライバー名を大きく表示し、トラブルシューティングに必要な情報を画面上だけで確認できるようにした。
ウェストン氏は「何がWindows側の問題で、何が各コンポーネントの問題かを明確に示すことが狙いだ」とVERGEのインタビューに対して語った。つまり、原因究明と修正を迅速化につながるという。IT管理者がWinDbgなどでクラッシュダンプを解析しなくても、まずは画面の情報だけで切り分けが進められる設計となる。
Microsoftは、この新しいBSODデザインを「今夏」に予定されているWindows 11のアップデートで展開するという。また、新たに導入される「Quick Machine Recovery」(QMR)機能も同時提供する予定だ。このQMRは、起動不能になったマシンを迅速に復元するための機能で、2024年のクラウドストライクによる障害を教訓に生まれた。
Micorosftはこれまでも度々、グリーンスクリーンやブラックスクリーンの導入を試行してきた。そして今回、ブルースクリーンの廃止がついに実現することになる。
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