「Claude日本語版」登場へ--東京事務所も開設 米Anthropic発表

 米Anthropicは6月25日、AIアシスタント「Claude(クロード)」の日本語版をリリースすると発表した。また、アジア太平洋地域で初となる拠点を東京に今秋開設することも明かした。

Claude Claude
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 発表によると、Claudeはこれまでも日本語や日本文化を理解していたが、新たにリリースされる日本語版では、スマートフォン、Web、デスクトップ環境において完全にローカライズされた形で日本語に対応。自然な日本語で対話できるようになるという。

日本企業によるClaudeの利用が増加

 Anthropicの本社は米カリフォルニア州サンフランシスコにあり、全世界で約1300人の従業員を擁する。ニューヨーク、シアトル、ロンドン、ダブリン、チューリッヒなどに拠点を構えており、東京オフィスはアジア太平洋地域では初の拠点となる。

 背景には、日本企業によるClaudeの利用増加があるという。またパナソニックや楽天といった日本の大手企業との戦略的提携もあることから、日本への本格参入を決定したと説明した。

 Anthropicで最高収益責任者(CRO)を務めるKate Jensen氏は、日本市場への進出について次のようにコメントした。

 「Anthropicの日本進出は、先進的で信頼性の高いAI技術を求める企業のニーズに応えるものです。日本企業は、Claude 4における世界屈指のコーディングや推論能力から、日本でのビジネスに不可欠な文化的ニュアンスの理解度の高さまで、Claudeの多機能性を評価し、採用に動いています。多様なユースケースにおける卓越したパフォーマンスと、業界をリードする安全性を備えていることがClaudeの強みです」

 さらに同氏は、日本市場での展開についてこう続けた。

 「日本ではこの1年でClaudeの導入が着実に進んでおり、専任チームを立ち上げて日本のお客様にサポートを提供しています。同時に、当社の『責任あるAI開発』という理念と、品質や長期的視点に対する日本企業のコミットメントと合致するよう努めてまいります」

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