iPhone 17 Air、薄さの代償「電池持ち悪化」を日本企業の技術で克服する可能性

 薄さと軽さを極限まで追求すると噂の「iPhone 17 Air」。その最大の懸念がバッテリーの容量減少だ。本体のサイズを削ぎ落とせば落とすほど、内蔵できるバッテリーの容積も制限されてしまう。

 そんな中、TDKが開発した「第3世代シリコン負極電池」に注目が集まっている。米AppleInsiderやCNETの米国版も、iPhone 17 Airに同バッテリーが搭載される可能性を話題にしている。

 この話が盛り上がった発端はBloombergのインタビュー記事のようだ。同記事によれば、第3世代シリコン負極電池は6月末までに出荷が開始されるという。であれば、9月末にお披露目されると思われるiPhone 17 Airへの搭載に向けて、十分なリードタイムがあるというわけだ。

シリコン負極電池とは

 TDKの「シリコン負極電池」は、負極材料を従来のグラファイトからシリコンに変更することで、エネルギー密度を向上させたものだ。すでに第1世代、第2世代が出荷され、すでに複数メーカーのスマートフォンで採用実績がある。

 今回報じられた第3世代品は、従来のリチウムイオン電池に比べ、同じサイズで15%多くのエネルギーを蓄えられるという。またTDKの資料によれば、リチウム負極電池は将来的には30〜40%の容量増が見込めるとしている。

TDKの資料 TDKの資料
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 iPhone 17 Airは薄型化でバッテリーの容積は減少するものの、TDKの最新技術でバッテリー密度を高めれば、電池持ちの悪化を防げる可能性がある。

iPhone 17 Airとは

 iPhone 17 Airは、Appleが今秋発表すると予想される最新のiPhoneモデルで、現行の「Plus」シリーズの後継モデルとなる可能性が指摘されている。

 リークとされる情報によれば、厚さは約5.5mm前後と薄く、重量は145g。これは、「iPhone SE 2」よりも軽い。

 背面カメラは廉価モデル「iPhone 16e」と同様に1基のみ搭載する。一方、ディスプレイは120Hz駆動のProMotionを採用し、チップはA19(非Pro仕様)、価格帯は900ドル前後と予想されている。

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