NTTデータグループは4月24日、5月1日からOpenAIとグローバルを対象とした戦略的提携を開始すると発表した。
NTTデータグループのシステム開発の豊富な実績と、OpenAIの革新的な生成AI技術を融合させ、高度で安全・信頼性の高いAIエージェントなどを提供するという。
戦略的提携の開始に伴い、NTTデータグループはOpenAIの日本初の販売代理店として「ChatGPT Enterprise」の提供を開始する。また、顧客へ迅速かつ高品質にサポートを提供すべく、OpenAI専門組織「OpenAI Center of Excellence」を新設する。
同社が保有する数万人規模の実践的生成AI人材を基盤に、コンサルタントをはじめとするOpenAI関連ビジネスを牽引する専門人材を幅広く育成しつつ、ユースケース創出の支援などを実施するOpenAIアクセラレーションプログラムを大手企業100社に向けて提供するという。
OpenAIの最新モデルを活用した事前検証や実装を先行的に実施するとともに、NTTデータグループが有する幅広い業界・業務・業種の知見をかけ合わせ、金融、製造、流通、ヘルスケア、公共など、業界に特化したAIエージェントなどを提供する。
まずは日本市場に注力し、スペインなどの欧州や北米、アジア太平洋地域へ拡大する計画。顧客の業務変革を支援しつつ生成AI関連ビジネスのグローバル展開を強化し、2027年度末までにOpenAI関連ビジネスで累計1000億円規模の売り上げを目指す。
なお、NTTデータグループはAIエージェント開発で必要な「OpenAI API」に関して、同提携に先立って大規模導入を開始していたという。同社の各業界に関する知見と、OpenAIの最先端のモデルを組み合わせ、さまざまな業務・業種で人の業務を代行できるAIエージェントを開発し、新たな労働力を提供するとしている。
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