Googleマップの衛星画像に、Starlinkらしき人工衛星が映り込んでいると話題になっている。
これはRedditユーザーが投稿したもので、場所はテキサス州ゲインズビル近郊。Googleマップに座標(33.744157, -96.746170)を入力すれば、誰でも映り込みを確認できる。
機体の形状は「Starlink V2 mini」によく似ている。ただし、Redditユーザーは、それが中国の衛星「Ziyuan-3-2」である可能性も指摘している。
注目すべきは、目立つ色違いの4つの機影が残っている点だ。宇宙ジャーナリストの秋山文野氏によれば、「実際に衛星が4機存在しているわけではない」という。撮影した衛星(エアバス社製とされる)のセンサーが、赤・青・緑・パンクロマチックと切り替わる間に、Starlinkが猛スピードで進行したため、このような写り方になったとされる。
Google EarthにStarlinkらしき衛星が映り込んでいるという愉快な見切れ画像。2024年11月30日撮影のAirbus衛星画像とのことなので、PleiadesかPleiades NEOが撮ったもの。衛星はStarlink v2… pic.twitter.com/A5rUKtRL7X
— Ayano AKIYAMA (@ayano_kova) April 16, 2025
さらに、別のXユーザーは、衛星写真に飛行機などが映り込んだ場合との比較を投稿。衛星と衛星の間では相対速度が極めて大きいため、飛行機とは異なり、色ズレが顕著に現れていると説明している。
Awesome pic of a Starlink sat photobombing a Google Earth image. Relative velocity was so high that the chromatic aberration on the image isn't even overlapping. Look at the difference compared to airplanes photographed under similar circumstances pic.twitter.com/YPgVmZ3Xyw
— SpaceBasedFox (@SpaceBasedFox) April 12, 2025
また、よく見ると緑の機影の下に、黒い影のようなものも確認できる。これは、エアバスの衛星が近赤外線、赤、青、緑、パンクロマチックの5つのセンサーで順番に撮影したためとみられている。
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