クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケは、新たなマーケティングソリューション「Makuakeインサイト」の提供を開始した。Makuakeに蓄積されたプロジェクトデータや購入データから、新商品のトレンドや顧客インサイトを可視化し、新商品開発に取り組む企業の意思決定を支援する。
マクアケはこれまでに、4万3000件以上のプロジェクトデータと、290万人を超える会員の購入データを蓄積してきたという。
「Makuakeインサイト」では、これらのデータをもとに市場の動向や売れ筋商品の特徴、購入者の行動傾向を可視化し、商品開発や販売促進の精度向上につなげる。また、一般販売段階における課題の解決まで見据え、企業の継続的な挑戦と成長を後押しするという。
サービスは、「データダッシュボード」と「Makuakeサポーター向け調査」の2つのメニューで構成されている。
データダッシュボードでは、新商品市場の動向、購入理由、レビュー、売れ筋商品の傾向などを把握でき、加えてプロジェクトごとの購入者属性や他に購入したプロジェクトの傾向など、詳細な分析が可能となる。
一方、サポーター向け調査では、ニーズの検証やプロジェクトの振り返り、インタビューを通じて、より深いインサイトを得られる。これらは、実際の行動データに基づいたターゲティングが可能で、調査の精度を高める。
革製品ブランド「新進工房」を展開する仙入では、新商品の開発にあたり「Makuakeトレンドデータ」を用いて、同ジャンルにおけるトレンドや売れ筋商品の価格帯を継続的に調査したという。こうした分析によって、サポーターのニーズを反映した商品設計や価格設定、素材の選定などが実現し、より的確な意思決定につながるとしている。
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