あなたのノートPCに「SDカード」「HDMI」など計11ポートを追加--Belkin製ドックをレビュー

Cesar Cadenas (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2025年04月16日 11時24分

 新しいPCを買うとき、ノートかデスクトップかで悩む場合もある。ノートPCは持ち運び 安いが、デスクトップPCは周辺機器との接続性で有利だ。しかし、この二択で迷う必要はない。両者の長所を兼ね備えたデバイスを見つけたからだ。

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 筆者はBelkinの「Connect Universal USB‑C 11‑in‑1 Pro Dock」を使い始めている。このノートPC用ドッキングステーションは、ノートPCに多種類なポートを追加し、デスクトップのような使用感を実現する。

  1. 計11ポートを追加
  2. ノートPCの排熱にも効果
  3. 気になる点
  4. 総評

計11ポートを追加

 名前の通り、このドックには計11種類のポートがあり、規格も多様だ。USB‑A 3.2ポートが2つ、Thunderboltポートが2つ、SDカードスロット、microSDカードスロット、HDMIポートを2つ、VGAポート、2.5Gbpsイーサーネットポートを備える。

 同じ種類のポートでも性能が異なる場合がある。たとえばThunderboltポートの片方は最大100W給電、もう片方は最大10Gbpsデータ転送に対応する。どちらの機能かはポート下のグレーの表記で判別可能だ。

 100Wポートを使えばノートPCを充電できるが、ドック自身が若干電力を消費するため、直接アダプタに接続する場合より充電時間がやや長くなる。Belkinドック経由では、筆者のノートPCである「Lenovo ThinkPad P14s」のバッテリーを0%から85%まで充電するのに1時間15分かかったが、直挿しだと1時間3分で済んだ。

多種多様なポートを搭載 多種多様なポートを搭載
※クリックすると拡大画像が見られます

 また、同ドックの転送速度を確認するため、20GBと80GBの大容量ファイルをコピーしてみた。結果はそれぞれ約30秒、120秒強で完了した。Universal Pro Dockの速度は優秀で、家庭でもほぼ同様の速度を体感できるはずだ。

 さらに特筆したいのは、最大3台の外部ディスプレイに対応する点だ。1台の接続なら4K/60Hzまで対応し、複数接続ではリフレッシュレートが30Hzに下がる。より高性能を求める場合もあるだろうが、この価格帯のドックとしては十分な性能と言える。

熱を抑える設計

 このドッキングステーションの意外な利点は、ノートPCの冷却効果だ。一見、大型ファン付き冷却パッドとは異なり違いファンは非搭載だが、本体を持ち上げて空気の流れを確保するだけでも温度は下がる。このドックはまさにその仕組みを利用している。

 天面は手前側にゆるやかに傾斜し、上下のラバー製パッドで滑りを防ぐ。ノートPCを載せるだけで温度低下が確認でき、角度が付くことでタイピングも楽になり、手首への負担も軽減される。

気になる点

 一点気になるのは、電源ケーブルが背面に固定されている点だ。ただし、長さは十分にあり、ノートPC側面のポートに問題なく届く。筆者が試した限り、14インチの「ThinkPad」や17インチの「Alienwareゲーミングノート」でも対応可能だった。ただ、筐体が非常に大きかったりポート位置が特殊な場合は、ケーブルが届かないこともあるかもしれない。

総評

 本製品の通常価格は2万8600円だが、執筆時点では40%オフの1万7164円に値下げ中だ。ただ、より高機能な製品を求めるなら、CalDigitの「TS4 」も候補になる。こちらは18ポート搭載で8Kディスプレイにも対応し、MacBookとの相性も良い。ただし価格は5万2470円とかなり高価になる。

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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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