「Nintendo Switch 2」の発売が近づくにつれ、同製品に関する詳細情報が続々と出てきた。米国時間4月3日に配信されたNintendo Treehouseイベントでは、主にSwitch 2の仕様が明らかになったほか、「Switch 2 Welcome Tour(Nintendo Switch 2 のひみつ展)」という新作ゲームも紹介された。これはSwitch 2の新機能を紹介するユーザー向けチュートリアル的な位置づけのゲームだ。
任天堂によれば、このゲームには「テックデモ、ミニゲーム、クイズ」が含まれる。主に、コントローラーをマウスのように使う機能や、強化されたHD振動など、Switch 2の新しい要素を学べる。
さらに「Joy-Con」コントローラーの一部の設計についても紹介される。例えば、強化されたHD振動では、振動をより強く感じられるように振動モーターが「手で握る部分に近い位置にある」という。ミニゲームをクリアするとメダルがもらえ、それを使ってゲームの新しい部分を開放できる。
このゲームはSwitch 2本体と同じ6月5日に発売予定だ。米国ではトランプ政権による新たな関税の影響で本体の予約開始は遅れているものの、発売日は変わらないようだ。
「Nintendo Switch 2 のひみつ展」は新機能を試したい人には面白いゲームになりそうだが、1つだけ問題がある。それは、有料であることだ。米国での価格は未発表(日本では税込990円)だが、ファンの間ではすでにリリースタイトルの価格が高いことへの批判が起きている。例えば「マリオカート ワールド」はSwitch 2と同日に79.99ドル(日本ではダウンロード版が税込8980円、パッケージ版が税込9980円)で発売予定で、任天堂のタイトルとしてはかなり高額な部類に入る。
それだけに、「PlayStation 5」の「ASTRO's PLAYROOM」のように本体にプリインストールされるチュートリアルゲームではなく、有料タイトルとして発売することに対して多くの任天堂ファンが不満を表明している。
RedditユーザーのRudy69は「それって……どうなの?普通はシステムに標準搭載されるアプリのはずなのに、有料にする意図が理解できない」と投稿。
X(旧Twitter)のユーザーCanadianZarも「Nintendo Switch 2を学習するためのゲームを有料にするとは大胆だ。誰もこのゲームを買わないだろう。『ASTRO's PLAYROOM』は同じような内容をすべて網羅していて無料だったのに」と批判している。
一部の人は、新しい操作を体験したいがチュートリアルにお金を払うつもりはないとしている。ゲーム系YouTuberがプレイ動画を投稿してくれるのを待ち、それを見るつもりのようだ。
ただし、不満の声があるからといって売れないとは限らない。Guide Stratsによれば、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もソーシャルメディアで多くの不満があがっていたが、2017年3月に初代Switchと同時に発売され、結果的にハードの販売台数を上回るほど売れたとされる。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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