ChatGPTの画像生成、GPU過負荷で利用を制限--「ジブリ風」が人気

Katelyn Chedraoui (CNET News) 翻訳校正: 編集部2025年03月28日 11時40分

 OpenAIが「ChatGPT」で提供開始した新たなAI画像生成機能が大きな人気を集めており、最高経営責任者(CEO)のSam Altman氏は「GPUが溶けている」とソーシャルメディア「X」に投稿した。

 もちろん、OpenAIのGPUやサーバーが実際に溶けているわけではないだろうが、需要が高まれば消費電力が増えて熱くなり、リクエスト処理が遅くなることがある。Altman氏は、リクエストの急増に対処するために「効率化を進める間、一時的にレート制限を導入する」「ChatGPTの無料プランでは、まもなく1日に3回の生成が可能になる」と述べた。

 これは画像生成では珍しいことではなく、通常は有料プランにアップグレードすると、より高速で安定した生成が保証されることが多い。ディズニーのファストパスで行列を回避するのと似たようなものだ。この新機能がリリースされた時点では、特に制限は設けられていなかった。

 ChatGPTの新しい画像生成機能が使えるようになってから数時間しか経たないうちに、あるトレンドが生まれ、多くのユーザーがスタジオジブリ風の画像を生成している。Altman氏自身もXのプロフィール画像をジブリ風に変えた。ただし、クリエイターとAI企業の間の緊張は高まり続けている。Blood in the MachineのテクノロジーライターであるBrian Merchant氏が指摘するように、スタジオジブリ創設者の宮崎駿氏があるAI映像について「生命に対する侮辱を感じる」と語ったことを考えると、OpenAIがこのスタイルを取り入れるのは興味深い選択だと言える。

ChatGPTの新しい画像生成機能を使う方法

  • メインページで「検索」や「Deep Research」の横にある三点リーダーをクリックし、「画像を作成する」を選ぶ。
  • 編集するには、チャットバーに指示を入力して送信する。
  • 生成した画像を利用するには、右上にある下向き矢印をクリックしてファイルをダウンロードする。

 筆者が簡単に試した限りでは、一次情報源へのURLなどを提示して「これを参考にして」と指示すると、正確な情報が使われる可能性が高いようだ。

ChatGPT

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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