アドビは3月11日、PDF管理ソフト「Adobe Acrobat」の生成AI機能「Acrobat AIアシスタント」を強化したと発表した。
契約書関連機能を強化し、契約書の作成、管理工数を大幅に削減できるという。
強化したAcrobat AIアシスタントでは、スキャンされた文書も含めて自動的に契約書を認識、契約の概要を生成可能。ワンクリックで重要な条項を抽出し、複雑な文書に特化した質問の推奨もできるという。生成する要約や回答には引用元を表示するため、回答の正確性を確認しつつ安心して利用できるとしている。
最大10件の文書の比較にも対応する。バージョン間の違いの迅速な確認、内容の整合性を把握して相違点を見つけるといったことも可能だ。
Acrobat AIアシスタントの月額利用料(以降、価格は全て税込)は680円。無料のPDFリーダー「Acrobat Reader」、編集機能を備えた月額1518円の「Acrobat Standard」、1980円の個人向け最上位プラン「Acrobat Pro」などに追加できる。
アドビによると、Acrobat AIアシスタントの活用で文書作業の時間を平均75%短縮できるという。
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