米国でのTikTok禁止が現実味を帯びる中、TikTokユーザーの一部はすでに他の中国企業が提供するライフスタイルアプリに移行している。
中国企業が所有する2つのアプリ、「小紅書」(「小さな赤い本」を意味し、RedNoteとも呼ばれる)と、TikTokの親会社である字節跳動(バイトダンス)が所有する「Lemon8」は、米国の「iPhone」および「Android」ユーザー向けの無料アプリチャートでトップ2を占めている(本稿執筆時点)。RedNoteは、上海に本社を置く民間企業である行吟信息科技が所有している。
TikTokの人気ユーザーの1人であるJen Hamilton氏は動画の中でRedNoteの利用を呼びかけ、米国でのTikTok禁止に反対する考えを示した。「中国に私たちの極めてセンシティブな個人情報を渡したくなければ、直接削除する」(同氏)
RedNoteは「Pinterest」と「Instagram」を合わせたようなサービスで、短いライフスタイルコンテンツに重点を置いている。TikTokの姉妹アプリであるLemon8もPinterestのようなデザインで、食や家、健康などのライフスタイルに関する動画が中心だ。
米国で1億7000万人のユーザーを持つTikTokが国家安全保障上の脅威やプライバシー上のリスクをもたらすとして、米議員らは何年にもわたり懸念を表明してきた。2024年に成立した法律により、TikTokは米国の買い手を見つけなければ、1月19日までにサービスを停止することを余儀なくされる。TikTokを代表する弁護士らはこれについて、言論の自由の問題だと主張している。米最高裁は今後数日のうちに、この法律を支持するかを判断する見通しだ。
アプリチャートで人気を集めているTikTokの代替アプリにはこのほか、米国のショート動画アプリ「Flip」や「Clapper」がある。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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