2024ユーキャン新語・流行語大賞が発表された。年間大賞には「ふてほど」が選ばれた。TBSの金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称だ。
発表元の出版社、自由国民社の公式サイトに記載の選定コメントは次の通りだ。
「大手自動車メーカーの認証不正、パーティー券収入の収支報告書不記載など、2024年は不適切事案が目白押しであった。
一方、昨今強化されているのがコンプライアンス。企業は顧客・株主への社会的責任はもちろん、従業員一人ひとりにもハラスメントだ、働き方改革だと配慮が求められる。
集団優先、滅私奉公で経済成長時代を生きた昭和世代にとってはまさにタイムスリップしたかのような激変である。
この、昭和の時代に置いて行かれた感を笑い飛ばしてくれたのが金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。昭和の主人公が令和の社会で堂々と昭和のルール、人の道の原理原則を貫いて令和のルールに疑問符を投げかけながらも、対話することで物事を解決していく道を探る。時代がいつであれ、不適切なことは不適切なのだと教えてくれる。
10月に行われた衆議院選挙、自民党の選挙公約が「ルールを守る」。国権の最高機関で法律を制定するセンセイ方の公約がこれ。不適切にもほどがありませんか?」(引用終わり)
新語・流行語の年間大賞に選ばれた本ワード。いつから流行しているのだろうか。さっそくGoogleトレンドで調べてみた。
ドラマのテレビ放送期間がかぶる2024年1月から4月あたりまでは、100が満点の人気度スコアのうち、1〜4程度の人気度があったようだ。しかし、以降は人気度が1未満の状態が半年以上続いていた。本格的に人気度が高まったのは2024ユーキャン新語・流行語大賞が発表された12月2日以降だ。
比較までに「もうええでしょう」でも話題となった「地面師」と比較すると、Googleトレンドにおける差は歴然だ。
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