OpenAIは米国時間10月31日、「ChatGPT」に高度なウェブ検索機能「ChatGPT search」を追加し、迅速かつタイムリーな検索を可能にするとともに、情報源へのリンクも提示すると発表した。
ユーザーは自然言語を使ってChatGPTに質問し、関連情報と最新のリンクを取得できるようになる。質問の内容に応じてウェブ検索が適用されるが、検索アイコンをクリックして手動で検索を選ぶこともできる。回答の下のソースボタンをクリックすると、右側に参照元の一覧が表示される。
この検索機能は同日より、「ChatGPT Plus」「ChatGPT Team」のほか、「SearchGPT」の待機リストに登録したユーザーに提供される。「Enterprise」「Edu」プランでは今後数週間のうちに、無料版では今後数カ月のうちに展開予定だという。
OpenAIは、複数の報道機関と提携し、ChatGPTの回答にニュースを利用できるようにしている。
「ChatGPT searchは、信頼できるニュースソースからの情報をより適切に提示し、出典を明らかにすることを約束しており、オーディエンスに利益をもたらすと同時に、われわれのような優れたジャーナリズムを生み出すパブリッシャーのリーチを拡大することにもつながる」と、Vox MediaのプレジデントであるPam Wasserstein氏は発表の中で述べた。
提携先には、Associated Press、Axel Springer、Conde Nast、Dotdash Meredith、Financial Times、GEDI、Hearst、Le Monde、News Corp、Prisa(El Pais)、Reuters、The Atlantic、Time、Vox Mediaなどが含まれる。当然、The New York Timesの名はない。同社は、著作権侵害でOpenAIとMicrosoftを訴えているからだ。
Introducing ChatGPT searchこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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