ポケモンは10月30日、「ポケモンカード」をアプリで楽しめる「Pokemon Trading Card Game Pocket」(ポケポケ)を正式ローンチする。
ポケポケは、ポケモンカードを集めて戦えるスマホアプリ。クリーチャーズとディー・エヌ・エーが開発し、「iOS」と「Android」に対応する。日本語のほか、英語、欧州スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ブラジリアンポルトガル語、韓国語、中国語(繁体字)で楽しめる。
時間経過で貯まる「パックパワー」を消費することで、5枚入りの拡張パックを1パック開封可能。12時間で1パック開封できるパワーが貯まるため、毎日無料で2パックを開封できる。
登場するポケモンカードは、ポケモンカードが初めて販売された1996年のものから、新たに書き起こした新規イラストまで多数をラインアップ。デジタルならではの挑戦の1つとして、ポケモンカードのイラストの世界に飛び込んでいるような感覚を体験できる「イマーシブカード」も用意する。
集めたポケモンカードは、一覧で見られる「図鑑」のほか、お気に入りのカードを飾れる「コレクションボード」、ファイルに仕立てる「コレクションファイル」などで楽しめる。ともにフレンドや他のプレイヤーに公開でき、「いいね」することも可能だ。
バトルのルールはスマホアプリ向けの変更が加えられている。従来60枚で構成するデッキの枚数は20枚となり、ワザを使うためのエネルギーは「エネルギーゾーン」から付与できるなど、気軽に遊ぶための変更が入った。そのほか、自動でバトルを進行する「オートバトル」機能や、「おまかせ編成」「レンタルデッキ」といった機能も用意する。
フレンドとポケモンカードを交換できる「トレード」機能のほか、プレイヤーが開封した拡張パックに入っていたカードを自分もランダムで1枚獲得できる「ゲットチャレンジ」機能も搭載。異なる言語で遊んでいるプレイヤーの拡張パックからは異なる言語のカードを獲得できる。異なる言語のカードも図鑑に登録されるため、多彩なコレクションが楽しめる。
同じカードを複数枚獲得した場合は、アイテムと組み合わせて交換することで「エフェクト」を入手可能で、カードに付与すると飾るときやバトル中にリッチな体験を楽しめるとしている。
サービス開始前日の10月29日には、ポケモン 代表取締役社長 CEOの石原恒和氏や、30日から全国で放送するCMに出演する伊藤沙莉さんらが登壇する配信記念イベントを実施。
伊藤さんは一足早く「拡張パック」を開封し、ピカチュウのイマーシブカードなどを引き当て、「すごく幸せな気持ち」と喜んだ。
ポケモン 代表取締役社長 CEOの石原恒和氏は「28年前に私が株式会社クリーチャーズで開発したポケモンカードは、今では93の国と地域で販売され、世界中の多くの人に楽しまれている。ポケポケは、さらに多くの方々にポケモンカードを届けることを目的に開発が始まった。毎日無料のパックを開封するだけでデジタルコレクションを増やすことができ、短い時間で遊べるようにバトルを最適化している。配信される国と地域は150、すでに事前登録者数は全世界で700万人を突破した。ポケポケを通じて世界中のプレイヤーと一緒にコレクションしたり、バトルしたりする楽しさを味わっていただけたら嬉しい」と語った。
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