Instagramは米国時間10月17日、ダイレクトメッセージ(DM)で送信された消える画像や動画のスクリーンショット撮影や画面録画をできないようにすると発表した。これは、ティーンエイジャーを性的に脅迫して金銭を要求する犯罪から守るための、最新の対策の1つだ。犯罪者らは子供やティーンエイジャーを狙い、金銭やギフトカードを渡さなければ露骨な画像をネットに投稿すると脅迫している。
InstagramのDMやMetaの「Messenger」で写真や動画を「1回表示」または「リプレイを許可」に設定して送信した場合、受信者は送信者の同意なしにスクリーンショット撮影や録画することができなくなる。
その他の新たな対策としては、性的脅迫の詐欺を見抜く方法や狙われた場合の対処法を説明する啓発動画がある。この動画は、こうした詐欺が顕著に見られる米国、英国、カナダ、オーストラリアの若年ユーザーのフィードに表示される。
性的脅迫の犯罪者は居住国を偽る場合が多いため、InstagramのDMとMessengerでは、違う国に居住している可能性のある相手とチャットしているティーンエイジャーに警告する機能をテストする。さらに、詐欺の可能性がある動きをしているアカウントからは、他のユーザーのフォロワーやフォローリストを閲覧できないようにする。これらのリストは、脅迫に利用されることが多いという。
同社は、4月に発表した18歳未満のユーザー向けのヌード対策機能も正式に展開する。この機能は、ヌード写真を送ろうとする人に再考を求めるとともに、受信したヌード写真をぼかして警告を表示し、閲覧するかを受信者が選択できるようにするもの。
Our New Education Campaign to Help Protect Teens From Sextortion Scams(Instagram)この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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