デジタル体験を推進するサービスなどを提供しているkiwamiは9月24日、同社の提供する「xR Cast HoloPhone」(エックスアールキャスト・ホロフォン)を利用した遠隔アバター接客を、スギ薬局の一部店舗にて導入したと発表した。
xR Cast HoloPhoneは、3Dアバターおよび実写で、有人のリモート接客を実現するサービス。スギ薬局ではこれを用いて、アバターによる遠隔接客サービス「アプリカウンター」のテスト導入を開始する。
アプリカウンターでは、「スギ薬局アプリ」に関する困り事を解決する窓口として、スマートフォンへのダウンロード方法、ポイントカードの連携方法、クーポンの使い方など、各種機能に関する操作説明を遠隔地にいるオペレーターがアバター越しに行う。専門チームが遠隔対応することで、店頭スタッフへの従来のトレーニングや接客応対の負荷を低減しつつ、来店ユーザーへの訴求を実現できるという。
kiwamiによると、労働者人口の減少が社会問題となる中、店舗や受付など接客が必要な領域で、深刻な人員不足の発生が予見されているという。このような状況において同社は、省力化を進めながらも3Dホログラムなどのデジタル技術を活用し、接客において人間らしさを損なわない世界を目指していくとしている。
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