インテル、「Core Ultra 200V」（Lunar Lake）を正式発表

　Intelはドイツで現地時間9月3日、「Intel Core Ultra 200V」（開発コード名：Lunar Lake）シリーズを発表した。このプロセッサーの特に注目すべきアップグレードは、性能が向上した第2世代の「Intel Arc GPU」、処理能力が大幅に向上したNPU（ニューラル・プロセッシング・ユニット）、および消費電力の削減と最適化だ。

提供：Intel

　Core Ultra 200Vは9種類あり、9シリーズ、7シリーズ、5シリーズに分かれている。いずれもコア数は同じで。4つの高性能コア（Pコア）と4つの高効率コア（Eコア）を搭載している。

　NPUの性能は、上位モデルの最大48TOPSから下位モデルの40TOPSまで。GPUはモデルによって8コアの「Arc 140V」または7コアの「Arc 130V」を搭載している。

　モデル名に含まれる3桁の数字の末尾で、サポートするメモリーの最大容量が分かる。末尾が「8」なら32GB、「6」なら16GBとなっている。いずれも最大で37Wの電力消費が可能だ。

提供：Intel

　Intelのパートナー企業が、この新プロセッサーを搭載したPCを発売する予定で、これにはAcerの「Swift」シリーズ、ASUSの「Zenbook」「Vivobook」「ExpertBook」モデルおよび小型の「NUC」デスクトップ、HPの「OmniBook Ultra Flip」、LGの「LG gram」シリーズなどが含まれる。