パナソニック コネクトは7月31日、プロジェクター事業等に関し、オリックスと戦略的資本提携を結んだと発表した。プロジェクター事業、フラットパネルディスプレイ事業を手掛ける新会社を設立する。
オリックスとの戦略的資本提携と新会社設立については、同日開催されたパナソニック ホールディングスの取締役会にて決定された。
新会社は、パナソニック コネクトのメディアエンターテインメント事業部を母体とし、オリックスが80%、パナソニック コネクトが20%の株式を保有する予定。2025年4月1日が発足日となる。資本提携後も、パナソニックブランドは継続し、新会社も当面の間、パナソニックを冠した社名を付けるとしている。
業務用プロジェクター、ディスプレイ事業は、1975年のCRTプロジェクターの商品化以来、約50年にわたり手掛けてきたもの。しかし、ハードウェアに加えソフトウェアの重要性が増し、イマーシブ(没入型)テクノロジーなどの応用技術の台頭等により、競争環境の著しい変化に直面しているという。
今回の資本提携により、パナソニック コネクトが持つ技術力及び顧客基盤とオリックスが有する投資力並びに製造業や大企業を含む多数の企業への事業投資を通じて培った知識と経験を活用することで、更なる成長の実現を目指す。
今後は、北米、欧州、中国、オーストラリア、シンガポール他の販売機能を継承した新たな会社・支店等を設立し、新会社の子会社とし、国内においては引き続きパナソニック コネクトの現場ソリューションカンパニーが販売機能を担う。
プレスリリースCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力