日本HPは7月23日、「AMD Ryzen AI」プロセッサーを初めて搭載する個人向けノートPCの最上位機種「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」と、インテルの「Core Ultra」プロセッサーを搭載するオールインワンPC「HP OmniStudio X All-in-One PC」を発表した。
HP OmniBook Ultra 14 AI PCは、「HP OmniBook Ultra 14-fd0000」シリーズとしてスタンダードモデルの「14-fd0005AU」、スタンダードプラスモデルとして「14-fd0006AU」、パフォーマンスモデルとして「14-fd0007AU」の3機種を展開する。
3機種ともに本体サイズは高さ約16.4mm×幅315mm×奥行き227mm、重さは約1.57kg、カラーは「メテオシルバー」のみ。HP希望販売価格(以降、価格は全て税込)は29万9200円~で、7月23日から受注を受け付ける。ワークロードの高速実行、デバイスの柔軟なカスタマイズ、プライバシーの強力な保護などのメリットをオンデバイスで実行できる次世代のAI PCになるという。
AMDの「Ryzen AI 300」シリーズプロセッサーと、「Radeon 800M」グラフィックスを統合し、最大55TOPSのNPU性能を提供する。HPの独自アシスタント機能「AI Companion」によりデバイスの最適化とAIによる統合ソリューションを提供するほか、PC設定の管理やHP製品のトラブルシューティングのための拡張機能も提供予定。また、Microsoftが「Copilot+ PCエクスペリエンス」を提供開始した時点で無料でアップデートするとしている。
「Poly Camera Pro」アプリを使用したAI対応の高解像度9MPカメラや、「Windows Studio Effects」といったコラボレーションツール、HPの法人向けPCに搭載する保護機能「HP Wolf Security」も搭載する。
HP OmniStudio X All-in-One PCは、31.5インチ型の「HP OmniStudio X 32-c0000jp」シリーズと、27インチ型の「HP OmniStudio X 27-cs0000jp」シリーズで構成する。
組み込みAI機能と洗練されたモダンなデザインを提供する、クリエーションとエンターテインメントを両立させる高性能なオールインワンPCとしている。9月以降に受注を開始する。
インテルの「Core Ultra 7」プロセッサー、NVIDIAの「GeForce RTX 4050 GPU(6 GB GDDR6専用)」を搭載可能で、CPU、GPU、NPUの3つのエンジンでAIアプリを高速に利用可能。高さを調節できるスタンドやDP入出力対応のUSB Type-Cを採用し、スクリーンタイムや画面との距離通知などのAIを活用したウェルネス機能で疲労を軽減できる。ノートPCのドッキングステーションと大型ディスプレイのような活用も可能だ。
HP OmniStudio X 32-c0000jpシリーズは、パフォーマンスモデルの「32-c0000jp」1機種のみを展開。本体サイズは高さ約470~570mm×幅714mm×奥行き200mm、台座スペースは横幅230mm×奥行き200mm、重さは約9.5kg、カラーはメテオシルバーのみを用意する。HP希望販売価格は41万4700円~。
大型4Kスクリーン、5MPカメラ、Poly Studioオーディオ、アダプティブオーディオを搭載し、没入感のある体験を提供可能。オールインワンデバイスとして初めてIMAX Enhanced認証を取得し、究極のビジュアルとサウンド体験を届けるという。
HP OmniStudio X 27-cs0000jpシリーズは、パフォーマンスモデルの「27-cs0001jp」、スタンダードモデルの「27-cs0000jp」を用意し、本体サイズは高さ約430~530mm×幅614mm×奥行き200mm、台座スペースは横幅230mm×奥行き200mm、重さは約8.4kg、カラーはメテオシルバーのみで、HP希望販売価格は25万9600円~。
同社は、「AIはこの先10年間で、変化を推進する最も重要な原動力となり、情報と実用的な洞察により推進されるイノベーションの新時代を切り開く。HPは、企業のナレッジワーカーからフリーランサー、学生まで、すべての人がAIを十分に活用できるよう、AI PCのラインアップを拡充する」とコメントしている。
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