サイバーエージェント、「刀剣乱舞」などのニトロプラスを子会社化

 サイバーエージェントは6月26日、同日開催の取締役会において、ニトロプラス株式を取得し、連結子会社化することを決議したと発表した。

 ニトロプラスは、「刀剣乱舞」をはじめゲーム・アニメ・小説・イラストなど幅広いジャンルでコンテンツ制作を手掛けている。

 株式取得の理由として、昨今、日本のみならず世界において、メディアミックス戦略を中心とした IP(知的財産)ビジネスは成長市場となっているなか、サイバーエージェントとしても新しい未来のテレビ「ABEMA」を中心に事業を展開。2021年12月に藤井道人氏をはじめとする気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」、2023年6月には、2.5次元ミュージカルなどを展開している舞台制作会社「ネルケプランニング」がグループ入りを果たすなど、積極的に参入している分野という。こうした背景のもと、インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスを展開し、テクノロジーとクリエイティブの融合で世界を目指すサイバーエージェントと、IPビジネスにおいて世界展開を目指すニトロプラスとの親和性の高さから、グループの参画にいたったという。

 今後の展開について、ニトロプラスの社名および組織は現体制を維持。現・代表取締役および「刀剣乱舞」プロデューサーである小坂孝志(小坂崇氣)氏が継続して社長を務め、引き続きニトロプラスがIPビジネスの強化および画期的なコンテンツ制作に取り組み、さらなる事業拡大を目指していけるよう支援をしていくという。

 なお、サイバーエージェント公式オウンドメディア「CyberAgent Way」において、サイバーエージェント代表取締役の藤田晋氏と、ニトロプラス代表取締役の小坂崇氣氏による社長対談インタビューが掲載されている。

ニュースリリース(PDF)
CyberAgent Way内「コンテンツ愛が受け継がれる未来へ。ニトロプラスとサイバーエージェントの新たな挑戦」

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