「Meta Quest」で使えるスタイラス「MX Ink」が登場、Logitechから

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 編集部2024年06月18日 13時21分

 仮想現実(VR)で3Dアートを制作することは、「Meta Quest」ヘッドセットでできる特に有用なことの1つだ。Logitech(日本ではロジクール)の新たなスタイラス「MX Ink」を使えば、そのプロセスがさらに容易になるだろう。MX Inkは米国で予約注文の受付が始まっており、9月下旬に129.99ドル(約2万円)で発売予定だ。

MX Ink
提供:Logitech

 MX Inkは太めの黒いペンのように見えるが、側面にボタンがあり、ペン先は交換可能だ。空間における6DoF(6自由度)の動きを追跡できる。ハプティクス(触覚)機能のほか、2Dでの作業用に感圧式のペン先も備えている。Logitechによると、ハプティクス機能により、さまざまな材質の表面に描く際の感触も再現できる。充電ドック「MX Inkwell」は、MX Inkを使用していないときにこれを収納できる。MX Inkとセットで169.99ドル(約2万7000円)で発売予定だ。

MX Ink
提供:Logitech

 VRや拡張現実(AR)での描画や造形は、付属のコントローラーやハンドトラッキングによって、すでにQuestヘッドセットで可能となっている。しかし、MX Inkのハプティクスと感圧機能により、Questはアーティストにとってさらに有用なものとなる可能性がある。また、2つのコントローラーを使用中に、3つ目のペアリングデバイスとしても機能する。コントローラーとスタイラスを持ち替えたり、片手に1つずつ持ったりもできる。既存のQuestアプリにも対応しており、これには「Adobe Substance Modeler」「Gravity Sketch」「Painting VR」「Arkio」「ENGAGE XR」「Open Brush」「Gesture VR」「ShapesXR」、Realize Medicalの「Elucis」が含まれる。

 Logitechのプレスリリースによると、MX InkはQuest 2とQuest 3で動作する。129.99ドルという価格は「Apple Pencil Pro」(129ドル、日本では2万1800円)とほとんど変わらないが、Pencil Proとは異なり、実際に複合現実(MR)における3Dツールとして機能する。

Logitechのプレスリリース
MX Ink

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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