植物由来の「マグロ」発売--日本ハムが特許出願、赤身の香りや繊維感、弾力まで再現

 日本ハムは6月17日、こんにゃく粉などの植物由来の素材を使用して作った「プラントベースまぐろ(業務用)」の販売を、18日の「持続可能な食文化の日」に合わせて開始すると発表した。

プラントベースまぐろ 盛り付けイメージ プラントベースまぐろ 盛り付けイメージ
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 プラントベースまぐろは、マグロの赤身の香りを保ちつつ、こんにゃく粉や食物繊維などを使用して、マグロの弾力と繊維感を再現したという食品。日本ハムが自社の加工食品製造の技術を生かして開発した商品で、現在特許を出願中だという。形状は柵型で、マイナス18度以下で冷凍保存し、賞味期限は365日。解凍してカットするだけで食べられ、魚と比べて色や風味の劣化が少ないことも特長だという。

 日本ハムはこれまで、「ナチュミート フィッシュフライ」、「ポップコーンシュリンプ(業務用)」を代替食品として開発してきた。プラントベースまぐろは、同社の魚の分野の代替食品として3つ目の商品となる。16日から21日までの間、兵庫県姫路市にて開催される世界銀行・防災グローバルフォーラム(UR2024)のランチセッションにおいて、「ナチュミート フィッシュフライ」とともに持続可能な食品として提供される予定だ。

 今後も日本ハムは、漁獲量が少なく代替需要の高い魚介類を中心にアイテムの拡充を検討し、海外展開も視野に入れて、代替食品の拡販を目指していくという。

プレスリリース

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