Spotifyがストリーミングサービスを米国で値上げする。この1年で2度目だ。
音楽、ポッドキャスト、オーディオブックのストリーミングサービスを提供するSpotifyは米国時間6月3日、7月請求分から3つの有料プランを値上げすると発表した。Spotify PremiumのIndividualは月額10.99ドルから11.99ドルに、Duoは14.99ドルから16.99ドルに、Familyは16.99ドルから19.99ドルになる。無料プランもあるが、オフライン再生や広告なしの再生はできない。
Spotifyは発表の中で、「製品機能への投資と革新を続け、ユーザーに最高の体験を提供できるようにするため、時折料金を改定している」と述べた。
Spotifyは2023年7月にも、米国を含む多数の国で料金を値上げしていた(日本は対象外)。米国では約1年で2度目の値上げをしたことになる。
これにより、Spotifyの料金は競合他社の料金よりもやや高くなった。例えば「Apple Music」は、個人プランが月額10.99ドル、ファミリープランが16.99ドル。Amazon Musicは個人プランが月額9.99ドル、ファミリープランは16.99ドルだ。
しかし、値上げが必ずしもSpotifyの契約維持に影響するとは限らない。Spotifyのユーザーは、米国のストリーミングサービスユーザーの中でも解約率が低いと、Bloombergが2日、Antennaによる調査結果を基に報じている。
とはいえ、ストリーミングサービス各社はおおむね横並びの料金設定をしており、Spotifyの値上げが他社の値上げにつながる可能性はある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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