Nothing Technologyは3月5日、新型スマートフォン「Nothing Phone (2a)」を正式に発表した。
前モデルの「Nothing Phone (2)」は、全般的に確かな性能と、本体背面のユニークなLEDライトを理由に、好評を博した。新たなNothing Phone (2a)は、目を引くその外観の一部を継承しつつ、スペックをそぎ落とすことで、さらに手頃な価格を実現している。
RAM12GB、ストレージ256GBのPhone (2a)の価格は349ドル(日本では5万5800円)。その価格は、ストレージとメモリの容量を同じ構成にしたNothing Phone (2)の約半分となっている。
その価格でどのようなスペックが得られるかというと、背面カメラはデュアル構成、ディスプレイは、6.7インチという気前の良い大きさで、モバイルゲームや「YouTube」動画を十分に堪能できるほど明るく鮮やかだ。バッテリー容量は5000mAhで、少なくとも丸一日は持つはずだ。
5000万画素のメインカメラは、ほとんどの条件下でまずまずの写真を撮影可能で、細部と色を十分に捉えて、おおむね正確に再現するようだ。同じく5000万画素の超広角カメラも、その役割をしっかり果たす。そのカメラで写真界のスターダムを駆け上がれるかと言えば、それはおそらく不可能だ。しかし、友人を気軽に撮影する分には何の不足もない。
筆者がこれまでに撮影した写真を、いくつか以下に示す。
同スマートフォンには、Nothing Phone (2)に搭載されているQualcommの「Snapdragon 8+ Gen 1」ではなく、「MediaTek Dimensity 7200 Pro」チップが搭載されている。ベンチマークテストの結果は、Nothing Phone (2)の足元にも及ばないが、価格が低いのだから、それは当然だ。日常的な使用では、気になる遅れやもたつきもなく、かなり軽快に動作すると筆者は感じた。
では、Nothingの特徴である「Glyph」インターフェースの点滅はどうだろうか。どうやら、華やかなライトショーを望むなら、Nothing Phone (2)を買う必要があるようだ。ただしNothing Phone (2a)でも、LEDによって着信を知ることなどができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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