不動産仲介会社と顧客のコミュニケーションクラウド「Facilo」を運営するFaciloは2月21日、シリーズAラウンドとしてグロービス・キャピタル・パートナーズ、Coral Capital、Angel Bridgeに対する第三者割当増資により12億円の資金調達を実施したと発表した。
Faciloは2023年2月にリリース。クラウドとAIを活用し、仲介会社のバックエンド業務を効率化し、物件を提案する時間を生み出せることがポイント。物件情報を受け取った顧客はクラウド上のマイページを通じて情報を直感的に検討できるようになるという。マイページ上でのお気に入りの登録、削除といったリアクションを営業担当と共有することで、希望条件や最適な物件をよりインタラクティブにすり合わせできる。
今回調達した資金は、社内の体制を拡充し、既存の物件購入向けプロダクトの新機能開発および活用支援を推し進めると同時に、物件売却向けの新プロダクトの展開などに充てる予定だ。
同社は、物件購入と売却の両面に展開することで、シームレスな不動産売買の顧客体験を実現し、住み替えを身近でポジティブなものにしていくという。
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