山下PMCは2月13日、建物や施設に関する情報を一元管理する施設の情報管理プラットフォーム「b-platform」をアップデートする。新機能の実装と導入から運用までの全プロセスを支援するDX推進支援サービスにより、施設管理コストの大幅な削減を支援する。
b-platformは、竣工図や改修図面などの各種図書や工事履歴、不具合情報、保守記録などの情報を一元管理し、知財に変えるためのクラウド型プラットフォームサービス。2021年に提供を開始し、製造業、流通業、公共施設、教育機関など、11業種23社で採用されている。
今回のアップデートでは、CSVファイルに記録されている情報と、撮影した360度写真を自動で紐づけられるようにしたほか、一括インポート、エクスポート機能により、編集後のデータを一括して更新することも可能。初期登録や更新に必要な作業工数、時間の大幅削減に結びつける。
今までは、建物に関連する資料をバラバラのストレージに保存しているため見つけにくかったり、ファイルに自由に名前をつけてしまってわからなくなったりと、最新情報を突き止めるのに時間を要していたとのこと。
b-platformの導入により、最新版がわかりやすくなったことはもちろん、社内にちらばっていた図面や工事履歴などをまとめることで、知財に変えていけるとのこと。クラウド上に建物の分身を作り、バーチャルオフィス空間を持つことで、情報をピン留め感覚で保存していけるという。
利用可能スペースが3スペースまでの「ライトプラン」(月額:3万5000円)と、利用可能スペース数に応じて選べる「エンタプライズプラン」(同:4万円~)の2つをそろえ、エンタプライズプランユーザー向けには、360度写真ストリートビューや特定の施設情報の閲覧ができる「ショールーム機能」も用意。ユーザーは管理者が個別に発行するURLにアクセスするだけで、セキュアな環境下で任意の場所を閲覧が可能だ。
あわせて、今まで個別に提供していたコンサルティングサービスを、今回のアップデートに合わせ、オプションメニュー「DX推進支援サービス」として提供。アナログ情報のデータ化を含む、データベースの構築から、業務プロセスに最適化したカスタム開発、既存システムとの連携支援、マニュアル作成、専用FAQサイト、サービスデスク対応といった運用支援などをしていくという。
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