高い期待を集めるAppleの「Vision Pro」の出荷を米国時間2月2日に控え、クロスリアリティー(XR)ヘッドセット市場の重要な1週間が始まった。ビデオ会議サービスのZoomは、ビデオ通話に変革をもたらす可能性を秘めたVision Pro向けアプリを発表し、この盛り上がりに乗じようとしている。
Zoomは1月29日、Vision Pro向けの新たなアプリを発表した。Zoomのビデオ会議を、より「リアルで没入感のある環境」で体験できるようになるという。
「visionOS」上のZoomアプリでは、「Persona」や「Spatial Zoom」など、通話参加者が互いにやり取りする方法を変えるであろう複数の新しい会議機能を体験できる。
Personaにより、Vision Proを装着するユーザーはビデオ会議で「本人を忠実に再現した空間表現」によって表され、本人に向けたカメラがなくても、他の通話参加者は、その顔や手の動きを見ることができる。
Spatial Zoomは、Vision Proのユーザーがあたかも同僚と同じ部屋にいるかのように感じられるよう、サイズを調整する機能だという。
同社は2024年春に、Vision ProのZoomアプリにさらなる機能を追加する計画だ。これには、3Dファイルの共有を可能にする3Dオブジェクト共有機能、情報共有を容易にする「Zoom Team Chat」、最大5人の参加者を任意の場所に固定できる実世界ピニング機能が含まれる。
Vision Pro向けZoomアプリは、2月2日から米国向け「App Store」で提供される。
Zoomの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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