LINEヤフーは1月25日、「Yahoo!乗換案内」(iOS/Android版)と「Yahoo!マップ」(iOS/Android版)、「Yahoo!路線情報」(ウェブ版)において、全国のバス事業者のカバー率が100%を達成したと発表した。
これにより、934社の路線バスにおいて、ルート検索や時刻表の表示が可能となった。なお、一部で検索できない系統があるほか、高速バスやコミュニティバス、オンデマンドバス、要予約や不定期運行のバスは除外されている。
同社によると、「Yahoo!乗換案内」は、2008年10月にサービスを開始以降、ユーザーの声を積極的に反映しながら機能拡充や改善を行い、利便性の向上に努めているという。
2019年7月には、福井県敦賀市のコミュニティバスにて、路線バスのリアルタイムな位置情報や遅延情報などをルート検索結果画面に表示する機能を提供。その後、富山県全域の路線バス・都営バス・横浜市営バスなど、利用可能な路線バス事業者を拡大している。
現在は、宇野バス、江ノ電バス、小田急バス、神奈川中央交通バス、川崎市バス、川崎鶴見臨港バス、西武バス、敦賀市コミュニティバス、東急バス、都営バス、富山県路線バス、両備バス、横浜市営バスで対応している。
また、日常的に利用する駅やバス停を「マイ時刻表」に登録しておくことで、利用する路線バスの時刻表をすぐに確認できるほか、バスの接近や遅延情報についてもリアルタイムに確認できる。
Yahoo!乗換案内では、バス移動を検索すると、検索結果上に路線バスの「のりば」「おりば」も表示。全国363のバス事業者、16万6117カ所のバス停で対応する。これにより、該当箇所をタップすると、地図上でバス停の位置を確認できるため、複数のバス停が集まっているバスターミナルや大きな交差点においても、迷うことなくバスに乗ることができるようになる。
乗車する扉や支払い方法は路線バス事業者によって異なるが、Yahoo!乗換案内では、「バスの乗り方」の表示にも対応。「運賃の前払い・後払いやICカードの利用可否」や、「前方・後方どちらの扉から乗車・下車するのか」をバス乗車前に確認できるようになった。
青森市営バス、アルピコ交通諏訪、アルピコ交通長野、アルピコ交通松本、伊豆箱根バス、越後交通、江ノ電バス、小田急バス、鹿児島市営バス、神奈川中央交通、亀の井バス、川崎市バス、関東バス、京都バス、京都市営バス、国際興業バス、西武バス、東急バス、都営バス、名古屋市営バス、西東京バス、日東交通、箱根登山バス、阪急バス、三重交通、名鉄バス、横浜市営バスで対応する。
同社では今後も、他の鉄道事業者やバス事業者と連携し、機能拡充や改善を行い、ユーザーの利便性向上に努めていくとしている。
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