人工知能(AI)大手のOpenAIが今週、「GPT Store」を開設する予定だ。同社が先ごろ開発者に伝えたもので、「ChatGPT」のチャットボット技術開発が新たな局面を迎えようとしている。
ChatGPTは、OpenAIの大規模言語モデル「GPT-3」「GPT-4」を用いたチャットボットだ。同社は2023年11月、開発者がChatGPTを使って独自の「GPTs」を作成できるようにした。GPTsは、特定用途向けに調整され、独自の追加情報で強化したChatGPTのカスタムバージョンだ。
OpenAIは、GPT Storeを通じて、これらのGPTsを見つけやすく、利用しやすくする計画だ。Appleの「App Store」が「iPhone」向けアプリを提供しているのと似ている。また、それらのアプリストアと同様に、GPT Storeは、GPTsの利用から作成者が利益を得られる方法を提供する。
成功すれば、GPT Storeは、AI技術をより身近で、便利で、利益を生み出すものにする新たな節目となり、消費者に評価される企業として、OpenAIのこの分野におけるリーダーシップを強固にするだろう。
OpenAIは、人々が独自のGPTsを作成できるようにしたが、これまでは、ウェブアドレスのコピー&ペーストという面倒なプロセスを通じてしかGPTsを共有できなかった。それがまもなく変わろうとしている。複数のGPT作成者によると、OpenAIは米国時間1月4日に、「GPT Storeを来週開設することをお知らせする」との通知を開発者に送ったという。当初は11月中の開設を予定していたが、最高経営責任者(CEO)Sam Altman氏の解任と再任をめぐる騒動で遅れていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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