携帯大手4キャリアの2023年新プラン、契約率は12.8%--「わからない」は16.2%

 MMDLaboは12月20日、同社が運営するMMD研究所において、「MNO4キャリア9サービスの契約プラン内容の実態調査」を実施したと発表した。

 12月7〜11日、スマートフォンを所有している20〜69歳の男女に調査している。有効回答は2万人で、人口構成比に合わせて回収したという。

 また、本調査における大手4キャリアの新プランは、2023年開始したNTTドコモ(docomo)の「irumo」「eximo」、KDDI(au)の「auマネ活プラン」、SoftBankの「ペイトク」、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を指すとしている。

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 調査では、スマホを所有している20〜69歳の男女2万人のうち、メイン利用しているスマホをMNOと契約している1万7958人を対象に、サービスごとに契約しているプランを聞いている。

 docomo(n=5490)は「ギガライト」、ahamo(n=1184)は「ahamo 20GB」。au(n=3194)は「使い放題MAX 5G」、UQ mobile(n=1622)は「くりこしプラン」、povo(n=472)は「povo2.0」。SoftBank(n=2187)は「メリハリ無制限」、Y!mobile(n=1964)は「シンプル」、LINEMO(n=242)は「ミニプラン 3GB」。楽天モバイル(n=1603)は「Rakuten最強プラン」がそれぞれトップとなった。

 2023年に開始した大手4キャリアの新プランは、docomo(n=5490)の「irumo」が6.3%、「eximo」が4.6%、au(n=3194)の「auマネ活プラン」が3.1%、SoftBank(n=2187)の「ペイトク」が2.3%、楽天モバイル(n=1603)は「Rakuten最強プラン」が96.6%となっている。


 続いて、各サービスの既存プランと、2023年開始した大手4キャリアの新プランの契約率をみると、「既存プラン」は71.0%、「新プラン」は12.8%、「わからない」は16.2%となった。


 また、スマホを所有している20〜69歳の男女2万人を対象に、2023年に開始した大手4キャリアの新プランについて、全体と各自社サービス別に認知~利用状況を聞いている。irumoの「すでに利用している」割合は、全体(n=2万)では2.8%、docomo(n=5490)では7.5%。「すでに利用している」〜「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」を合わせた認知の割合は、全体(n=2万)が41.3%、docomo(n=5490)が61.0%となった。


 eximoの「すでに利用している」割合は、全体(n=2万)では2.3%、docomo(n=5490)は5.8%。認知の割合は、全体(n=2万)では37.3%、docomo(n=5490)は59.3%となっている。


 auマネ活プランにおける「すでに利用している」割合は、全体(n=2万)では1.7%、au(n=3194)は5.5%。認知の割合は、全体(n=2万)では44.0%、au(n=3194)は66.2%となった。


 ペイトクの「すでに利用している」割合は、全体(n=2万)では1.3%、SoftBank(n=2,187)は4.5%。認知の割合は、全体(n=2万)では36.2%、SoftBank(n=2187は56.4%。


 Rakuten最強プランの「すでに利用している」割合は、全体(n=2万)では10.8%、楽天モバイル(n=1603)は96.6%だった。また、認知の割合は、全体(n=2万)が45.9%、楽天モバイル(n=1603)が97.9%となっている。


 スマホの通信費の節約意識もきいている。「とてもある」と「少しある」を合わせた節約を意識している割合を全体でみると、MVNO(n=2042)が84.0%と最も多かった。MNOでみると、楽天モバイル(n=1603)が83.1%、povo(n=472)が82.0%、UQ mobile(n=1622)が81.5%となった。


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